収入によって食べるものを選択は変化する
日本ではそこまで真剣に語られることはありませんが、アメリカなどでは収入によって食べるものへの影響が出てしまうことについて一般的にも知られていたり自覚しながら生活している人もいたりします。
今回はこの収入と健康的な食生活の関連性について考えていきます。
安いものは不健康?
もちろん食べものを価格だけで判断することは難しい面もあります。
しかし、安い食べ物ほど不健康だという点は多くの食品において無視できないレベルで事実とも言えます。
例えば、スーパーでは安い加工食品ほど多くの食品添加物によって品質以上に良く見せたり、量が多く見えるようにと工夫されています。
その食材だけの魅力では勝負できないのでこういった添加物に頼るという感じ。
お菓子なども同様で、安いお菓子ほど様々なものが入っています。
「安くする工夫」が健康的から遠ざける一つのワードとなりつつあります。
ファーストフードは何故悪い?
次にファーストフードの話題
個人的にはファーストフードの課題はカロリーの多さに比べてビタミンやミネラルなどの栄養が少ないという点になると考えています。
最近はそばやうどんもこういったファーストフードに含まれることがありますが、カロリー自体はハンバーガーや牛丼などよりも少ないものの、麵だけではやはり色々な栄養が不足しますし、具を付け足す場合には揚げ物を入れ過ぎない等ある程度の知識が必要になる点は注意が必要とも言えます。
つまりはファーストフードでもメニュー選択など上手に使えばそんなに悪くもないけれど、野菜などの摂取をしようと思ったらそもそもファーストフードに行かない、という点でお楽しみやご褒美感覚での使用は良いけれどあまり過度に利用するとバランスを崩しやすくなると
ここまでは健康面に注目してきましたが、ファーストフードも「安くて速い」というウリがあることから価格面の安さが強み、そして安さのわりにカロリーを確保できる(但し栄養価は少ない)という面は本当にお金に困っている時などは便利とも言えます。
収入が少ない太る?
野菜を買おうと思うと、500円ではそんなに種類も揃えられないし量もそこまでになりません。
でも、今の世の中500円でお腹いっぱいになるファーストフードや既製品がたくさんあります。
こういった低価格高カロリー低栄養の食品にどれだけ頼るのかという部分で収入高ければそんなに頼らなくてもよいものの、収入が少なければついつい頼ってしまう部分は少なからず出て来ます。
実際、テレビなど貧困に困っているという人が出てきたときに、見た目ガリガリどころが肥満体型で、それを見ているこちらは「本当に困っているのかな?」と思うこともありますが、こういった理由からむしろ生活に少し困っているくらいが最も太りやすい部分があります。
いよいよお金がないと食べ物自体手に入らないというレベルになるとやせ型の人が増えます。
最近は健康に関する様々な研究を行う際にも対象の社会経済的背景を考慮することが増えていることなどからも、健康とお金が切っても切れない関係性があるということが分かります。