SNSで情報を探す際の注意点
SNSの発達・流行と共に、ネット検索よりもSNS検索の方がかゆいところに手が届いたり、より速報性があったりと便利になっています。
僕も近所の話や、今日起こった出来事などについてはSNSで探すことが多くなっています。
今回はそんな便利なSNSですが、使用する際に気を付けておいた方が良い点を簡単にいくつか書いていきます。
注意するべき点
では、具体的にどんな点について気を付けておく必要があるのか、基本的なものを書いていきます。
①根拠がどの程度信頼できるものか確認する
根拠については最も大事ですが、最も難しいところです。
一番使用できるのは研究成果としての論文になります。
昔はその次に専門家の意見となっていたのですが、感染症うんぬんの話について医師や感染症の専門家と言われる人達の間でも全く統一した意見が出てこなかったことなどもあり、「専門家内でも価値観の違いは大きい」という事が分かってきています。
僕も栄養士ですが他の栄養士と同じ見解を常に持っているかと言えばそうでもありません。
結局何をどの程度許容するのかという話については個人の尺度が含まれるので、必ずしも専門家が同じ意見を持っているということはないと言い切れます。
このため、専門家のコメントやSNSでの発信は論文などを比べると信頼度は大きく下がります。
ただ、他に信頼できる根拠があるかというとそうでもないので、ここに挙げておくという感じ。
②正反対の意見や情報もないか調べる
上記の理由から様々な意見がSNS上にはちりばめられています。
どんなに正しく見える情報でも正反対の意見は必ずと言って良いレベルで存在しています。
そういった情報と照らし合わせて吟味する必要があります。
③自分の意見に近い(同じ)だと正しく見えてしまう
一つの意見に対してカウンターとなる正反対の意見があるということを書きましたが、こういった際
自分の意見と同じ、あるいは近いものを人は正しい意見と感じる傾向があります。
僕もそうで、自分の意見に近いものを良い意見、遠いものを悪い意見としてしまいがちです。
ただ、実際には意見に良いも悪いもなく、どちらが正しいというのではなくて
- 様々な見方がある
- 正しいと思われる意見についても穴はある
意見について善悪、または1か100かという極端な形で見るのではなくて
両方の意見を合わせて考える事で自分の中で価値観などを構築していくのが良いでしょう。
情報を集めているつもりが多すぎる情報に流されないようにしたいところです。
情報の偏りの例
では実際にどの程度正反対の意見などが存在しているのかというと
僕が調べた時にあったのが
- Aという食材が体に良い
- Aという食材が体に悪い
この両方がある、というケース
これがレアではなく、よくある話です。
どちらも読んでみるとそれなりに辻褄は合っている
こういう時に多いのは
Aという食材の良い面をピックアップするか、悪い面をピックアップするかの違い
どちらかが間違っていたり極端な意見だったりということもありますが・・・
要するに、書いてあることを無条件に受け入れるというのは危険だという事が分かっていれば良いと思います。
最後に
ここまでに書いた内容は簡単ですが、ついつい見落としたり、自分の価値観に合わせて情報を拾ってしまったりするので、たまに意識すると良いものです。
僕はここに何か書く時はなるべくメリットデメリットなど、並び立つものは両方書くように意識しています。
それでも完全に中立になれているかなど分かりませんが。
何事にも良い面と悪い面があること
極端に言うとどんなに優れた食べ物だって食べ過ぎれば害はあります。
太ったり、何かしらの過剰摂取になってしまったり・・・
こういった当たり前を忘れずに、今後もここに記事を挙げていきたいと思います。