腹筋のし過ぎで猫背になる?
腹筋を鍛える運動と言えばクランチなどの寝ている状態から起き上がる運動が従来のものでした。
最近は腰への負担が大きすぎることなどから、こういった運動を行うことは少なくなり、いわゆる体幹トレーニングという姿勢維持の形を取るものが多く取り入れられるようになってきました。
そして、最近ではクランチ運動などのお腹を折りたたむ運動が猫背を招くという話も耳にするようになってきました。
これは腰は曲げる、反るという動きをしますが前方に曲げるための腹筋だけを鍛えると体が筋肉によって前方向に持って行かれる形になるので、猫背になるというものです。
確かに体を前に曲げる運動をしていれば体を前に曲げるための筋肉が発達するはずなので、これには一定の説得力があります。
体幹トレーニングで姿勢が良くなるかも
これとは反対に体幹のように体をまっすぐに保つ、あるいは少し反るくらいの運動には姿勢を良くする効果が期待できるとされています。
ただし、体幹トレーニングにも様々なものがあり、こちらもものによってはきちんとした姿勢で行わないと腰を痛める可能性はあったりするので
何が何でも今までの腹筋がダメで体幹トレーニングが無条件で素晴らしいというわけでもないというのが実際のところです。
その証拠というわけではありませんが、こういった情報を積極的に集めているボディビルダーの方々でも、従来の腹筋を行うという人がまだまだいるためです。
腹筋のボリュームを出す、筋量を増やすという点では従来の腹筋運動にも優れた点もあるということが彼らの中では経験として蓄積しているということが見て取れます。
筋肉量の多い人で猫背の人はあまり見かけません。
これは腹筋運動を行っているにしても、それとバランスが取れるだけの背筋や体幹をしていることがあり、結局は全体のバランスが取れていることが大事ということになります。
困ったら医師などに相談を
個人的に情報を集めていても良く分からないことに
「ヘルニアに腹筋は良いのか・悪いのか」というものがあります。
色んな人が色んなことを言ってますし、病院のHPなどでも病院によって反対のことを書いていたりします。
こういった点については
症状や原因などによっても異なると思うので、自分でネットなどで情報収集するよりも病院に通って聞いてみるしかないと思います。
そして「あなたの状態ならこう」と言われたものを根拠にして状態改善に努めていくのが最善でしょう。