市販のプロテインバーは表示を見て買う
最近はコンビニ、スーパー、薬局などでプロテインバーを手軽に購入できるようになりました。
種類も豊富であるため、選ぶのに悩みますが、味以外にも気にしつつ買う必要があります。
今回は森永さんのプロテインバーを見本に表示で気にするべきところなどを簡単に書いていきます。
比較して考える
実際栄養表示だけを見て色々考えるのは難しいので、他の気になった商品と比較しながら購入するのが良いと思います。
そして比較することで見えてくることもあります。
今回比較するのは両方とも森永のインバープロテインです。(一番上の写真の2つです)
分かりやすいようにあえてジュニア用とされているものとそうでないものを比較しています。
まずジュニアの方ですが、注目したいのはプロテインバーでありながらたんぱく質の量よりもカルシウムと鉄分の量を前面に押し出したパッケージになっています。
対する成人(ということにしておく)用はたんぱく質の量そのものを前面に押し出して、その他の数字は出ていません。
ジュニアと書いた商品のターゲットが成長期の子供に設定されていることが感じられます。
※実際にはたんぱく質量が10gや15gと幅広いラインアップがあります。
では中身の比較に入っていきますが (写真見づらくてすみません)

ジュニア用はたんぱく質およそ8g
成人用はおよそ20g
これだけ見ると20g一択という気がしないでもありません。
実際にこの2つの商品はパッケージの大きさなどほぼ同一です。
ただし、実際にはその重量に大きな差があります。
ジュニア用は1本30g
成人用は1本55g
1g当たりのたんぱく質量では
ジュニア用が0.26g
成人用が0.36g
これを大きいと見るか、小さいと見るかは案外分かれるところではないでしょうか。
その他の部分では、内容量の違いを考えると
- エネルギーやビタミンB群はそれほど差が無い
- カルシウムと鉄分が含まれるのはジュニア用のみ
こんなところになります。
ジュニア用というパッケージから「子供向け」と思い込んでしまいますが、実は成人用と比較しての違いは
- たんぱく質量がやや少ない
- カルシウム、鉄分を含む
- 成人用より重量が少ない
こういったところであって、僕はあえてジュニア用を選ぶという選択も良いと思います。
更に今回成人用をたんぱく質20gのスーパーと銘打った商品で比較しましたが、成人用でも重量55gでたんぱく質量10gというジュニア用よりもg当たりのたんぱく質量すら劣っている商品もあります。
やはり商品を選択する際にはパッケージに左右されるのではなくて、きちんと中身を見ての購入をするべきだと思いました。
おまけ
バータイプのプロテインについて検索すると
- 買ってはいけない
- 太る
この二つが上位に表示されました。
どちらも言っていることは同じで、たんぱく質を含むお菓子のようなものだから太る原因になるということを危惧しているようです。
確かに今回比較した商品にしても
ジュニア用で1本153㎉
成人用は1本271㎉
成人用ならご飯一杯分くらいにはなります。
運動習慣がない人が「食べれば健康になれる」と勘違いして食べ続ければ確かにこれは太ります。
そういった場合には食事とのバランスを考えつつ取り入れるしかないでしょう。
この手の商品は運動後などに食事をすぐに食べることができない環境で、なおかつプロテインなどを用意できないという時に便利、という位置づけが妥当だと思います。