肥満への注目度がコロナで上がった
肥満は様々な病気のリスクとなります。
生活習慣病と言われる糖尿病や高血圧などをはじめ、様々な状態の改善に肥満の解消が効果的であるということは以前から分かっていましたし、知っている方も多いと思います。
では、こういった部分を知った上で肥満を解消しようとしていた人が多かったかというと、そんなこともなかったりします。
この部分は栄養士としての力不足を感じる部分でもあるのですが。
そんな中、新型コロナウイルスについて肥満の人ほど、感染した際に重症化しやすいという事が分かってくると、肥満でいることがリスキーであるという認識が高まってきました。
この意識の変化は
感染しても無症状の人がいる一方で、重症化すると呼吸も困難になったり、後遺症にも悩まされるなど、大変な状況が日々報道されているためです。
そしてその報道の中でも、感染者のうち重症化する人たちの多くが肥満であるという内容は増えてきています。
特に大きな話題になっているという点は非常に大きく
報道、特にニュースとして毎日のように目に留まる・耳にするという点が生活習慣病のそれらとはレベルが違うので、人々の意識についても変わってきたのだろうと思います。
こうしてみると、日ごろ栄養士や医師が「健康のために肥満を解消しましょう」といくら言ってもそのリスクはそんなに高くないように感じるし、今回のコロナのように恐怖が迫っていることが実感できれば、人の耳に入りやすいという感じのようです。
肥満は様々な病気のリスク
実際肥満、生活習慣病は様々ン病気のリスクになります。
その理由はそれぞれになりますが、病気になりやすい・治りにくいという点についてはコロナでなくても同様です。
これを機に肥満を解消しようという意識が世間的にもっと広まると良いと思います。
ただ、中には病気で太ってしまうなど、本人の食生活などには非のない場合もあります。
これが新しい差別にはならないように、肥満そのものでの判断よりも、良い生活習慣を身に着けるという点について考えることができればと思います。
ただ、感染症の流行時は運動できる環境なども限られてしまうし、家の中にいる時間が増えると食べ過ぎにもなりやすくなります。
さらにストレスも溜まるので暴飲暴食しやすいという状況でもあるので、ダイエットでさらなるストレスを抱えて精神的に辛くなりすぎることのないようにバランスを取ることも必要になります。
健康体でいる事が望まれるタイミングでこそ、そうあることが難しい・・・
これはなかなか悩ましい問題でもあります。
近くに相談できる人や一緒にダイエットできる人がいるのであれば、不足しがちなコミュニケーションを取りながら実行するなど、孤立しない、精神的に抱え込まない環境づくりなどもお必要かもしれません。
リスクはあるけど自分がどの程度なら取り組めるのか、そういった舵取りが必要な時代が来たとも言えます。