ビタミンD3とは何か
すごく忙しい人のために一言で答えを言ってしまえば、一般的に日本でビタミンDと言われているものと同じものです。
日本でビタミンDと言われるものを更に食品由来という制限化で分類すると
ビタミンD2とビタミンD3に分けられます。
ビタミンD2はきのこ類などごく一部にしか含まれていませんが、ビタミンD3は動物性食品に含まれているので、食事から摂取するのは概ねビタミンD3となっています。
日本のサプリメントではこの2つを合わせる、あるいはビタミンD3の方だけというものをビタミンDとして販売しています。
これで特に問題はないのですが、海外では動物性由来ということで食習慣などを鑑みて、ビタミンD3と表記すことがあるという感じです。
小難しく書いてしまいましたが、日本でビタミンDとしているものが
ビタミンD2とD3を合わせたものということです。
実際この2つの働きには大きな差はないとされています。
ビタミンDをサプリメントで摂取する必要があるか
では、ビタミンDはサプリメントでの摂取の必要があるかどうか
ビタミンDをサプリメントで摂取する場合、狙いとしては次のようなものがあります。
- 免疫力向上
- 不妊治療の一環
- カルシウムの吸収を高める
はっきりとこういった目的があるのであれば使用することも悪くはありませんが、そうでない場合には個人的にはサプリメントなどで摂取する必要性は薄いと考えています。
理由としては下記の2点になります。
- ビタミンDは紫外線を浴びることで体内で合成できる
- サプリメントだと過剰摂取の可能性がある
紫外線を浴びるだけでは足りないという情報も最近はありますが、動物性食品などはある程度習慣的に食卓に並ぶ食品なので、そこまで神経質になることはないかと思います。
ビタミンDは脂溶性のビタミンなので、体に数日間存在します。
水溶性のビタミンだと過剰に摂取した分は体外に排出されやすいですが、そうではないのであまり多くの量を摂取してしまうこともトラブルにつながります。
ビタミンDに限った話ではなく、サプリメントなどは「なんとなく体に良さそうだから」ではなく、しっかりと目的を持った上でそれにあった摂取の仕方をすることが大事です。