肥満の人が減らない理由
健康志向の高まりは様々な情報番組やインターネットの情報からも読み取ることができます。
ですが、日本では肥満率の低下は特に見られていません。
こういった状況がどうして起こるのかを書いていきます。
世の中は肥満の原因で溢れている
痩せるためには摂取エネルギー(カロリー)を消費エネルギーよりも少なくする必要があります。
このため
間食は基本的に行わない方が良い、夜のデザートは控えめに・・・・
などなど昔から言われているわけです。
ですが、僕らがスーパーやコンビニに入れば、お菓子やデザートが大量に並んでいますし、飲み物も健康的なお茶や水よりも、糖類はたっぷり含んだ清涼飲料水の方が幅を利かせています。
こんな状況でそれらを見てみぬフリして過ごしなさいと言っても、それは非常に難しい問題です。
こういった商品を販売するメーカーからすると、生きていく上で必須ではないものも購入してもらわなければ売り上げが伸びません。
つまり、売る側は買う側の健康については知らん顔するわけです。
実際、体に良いお菓子よりも、売れるお菓子がメーカーにとっては「良い商品」となるので。
なので、実際にこういったものを避けながら生活しようと思うのであれば、こういったお菓子や清涼飲料水を販売するメーカーを目の敵にしないといけない部分が出てきます。(避ける、という意味で)
とりあえずおいしいものを食べさせてくれる味方、ではないという認識の方がダイエットなどは成功するでしょう。
現実的な表現としてはメーカーの言うことを鵜呑みにするのではなく、自分にとってそれが必要か、過剰ではないかなど判断・選択をしていくことが健康的な生活につながるという感じです。
人生バランスが大事
そうはいっても、人間にとって食事は生きるため以外にも「楽しみ」など、異なる側面があります。
ストレス発散、あるいは過剰な我慢がストレスを溜めてしまう原因にもなるので、単純にダメ!と言い切ってしまうのも問題があったりします。
バランスを取ることが難しい
では、どうして日本人の肥満の割合が減らないのかというと
- こちらに余計なエネルギーを摂取させようという商品がたくさんあるから
- エネルギーのバランスを考えるのが難しいOR面倒だから
ここまでに書いた2点をまとめたこんな感じの理由によります。
少し買い物に出かければ僕らを誘惑してくる敵に溢れています。
そんな世界でみんな痩せよう!というのは無理な話です。
対策として
ヨーロッパではこういった問題に一足先に着手している国があり
清涼飲料水やお菓子に税金をかけて、買いにくくしたりしています。
日本も本気で健康的な社会を目指すのであればこういった手段を検討してみても良い気がしますが、色々な利害関係もあると思うので、難しいでしょうね。