猛暑でも避けるべき飲み物

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ペットボトル

熱中症対策に向かない飲み物もある

この記事を書くつい先日

WHOの公式報道官が熱中症予防についていくつか発言してしましたが、その中で避けるべき飲料についての話がありました。

 

その飲み物とは以下の3つになります。

  • アルコール飲料
  • カフェインの多い飲料
  • 砂糖の多い飲料

これらはどうして熱中症対策に向かない水分となるのでしょうか。

 

避けるべき飲み物 ①アルコール、カフェイン飲料

いきなり二つまとめてしまいましたが、アルコールもカフェインも利尿作用があるので、水分補給したつもりが尿で体から水分が出て行ってしまう原因になります。

 

アルコールは酔っぱらう目的、カフェインは眠気覚ましやパフォーマンスアップという目的で摂取するなら分かりますが、水分補給としての有効性は低いというところです。

特にアルコールは体内で分解するのにも水分を使用するので、要注意です。

二日酔いになったことのある人なら分かると思いますが、軽い脱水症状で、飲み物が欲しいと感じるものです。

こうなると水分補給どころか水分を他から補う必要があるので、本末転倒となってしまいます。

 

たまにネット上で見かける内容で、アルコールやカフェインは利尿作用もあるので、水を別に飲めば良いとするものがありますが、汗や尿で失うミネラルは水では補給できないので、熱中症になりやすくするため、その方法は避ける方が良いでしょう。

 

避けるべき飲み物 ②砂糖(糖類)の多い飲み物

砂糖と書きましたが、最近の飲料で最も使用されている糖類は果糖ブドウ糖溶液なので、これが含まれていない飲料にすることが好ましいです。

 

なぜ糖類がいけないかというと

喉が渇いた時に甘いものを摂取するとさらに喉が渇く経験をしたことがある方も多いと思います。

なんとなく、喉ごしスッキリではなく、糖類が喉に残る感じがあるので、さらに飲み物を欲してしまうことが良くあります。

 

ここまで見ると、たくさん飲む分には良いのでは?と思う方もいると思いますが

糖類の摂取をお勧めしない理由の大きなものとして

血糖値の急激な上昇が起こってしまいます。

こういった糖類を置く含むジュースなどの飲料は、食事などで血糖値が上昇するのに比べ、かなり急激に血糖値が上昇してしまいます。

 

血糖値が急上昇することは血糖スパイクを起こす危険性もありますし、上がり過ぎた血糖値を下げるためにインスリンが大量に出てしまい、低血糖を起こすなど、熱中症対策のはずが他の不調の原因を作ってしまうという点でリスキーです。

 

さらに、飲み過ぎてしまうと糖尿病の可能性もありますから、夏場の水分補給として摂取する際には別のものにして、糖類を含む飲料はあくまでし好品として楽しむために飲み物としておいた方が良いでしょう。

 

最後に

最近は熱中症予防を宣伝に使用している飲料もたくさん販売されています。

これらは汗で失われるナトリウムを塩などで補うとしている一方で、かなり甘く、果糖ブドウ糖溶液をふんだんに使用している商品も少なくありません。

 

手に取った商品が、ただ塩を入れただけの清涼飲料(糖類たっぷりの飲み物)でないかどうか、確認してからの購入をお勧めします。