豆腐は健康的な食品かどうか

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麻婆豆腐

豆腐の健康成分など

豆腐は体に良い食品として知られていますが、具体的にどんなメリットがあるのかについては知らないという人も多いので、今回は豆腐について少し書いていこうと思います。

 

豆乳を固めたものが豆腐

豆腐の作り方としては豆乳をにがりで固めたものになります。

無調整の豆乳の中にはパッケージなどに、にがりで固めると豆乳になるという旨が記載されている商品もあります。

そもそも高栄養の大豆を原料としているので、高たんぱくである面なども非常に魅力的です。

 

豆乳は一時期様々なメディアに取り上げられたので、豆腐よりもさらに健康的な食品としての知名度が高くなりますが、それをカルシウムやマグネシウムを含むにがりで固めたのなら更に健康的と言えるでしょう。

 

実際豆乳で効果があると言われているものは多く一部を抜粋するにしても下記のようになります。

  • 骨粗しょう症予防
  • 動脈硬化を防ぐ作用
  • 更年期障害を和らげる
  • 乳がんや前立腺がんの予防

それを固めた豆腐が健康的でないわけがない!というのも一つの理屈です。

 

豆腐の栄養

では、具体的に豆腐の栄養的な面について触れていきます。

まず、たんぱく質を多く含みます。

原料である大豆が畑の肉と言われる食品なので、これは分かりやすい特徴と言えます。

 

含まれるたんぱく質は植物性なので、動物性のたんぱく質に比べるとおならが臭くなりづらく、腸内環境にも優しめです。

 

一方で、意外にも食物繊維は少な目です。

これは製造過程で別れるおからの方に食物繊維がほとんど行ってしまうためです。

なんとなく豆腐は食物繊維も多い気がしますが、そんなことはないといのは面白い点でもあります。

 

豆腐はヘルシーですが、それは豆腐の50%以上が水分であるためです。

一見白い塊なので栄養が濃縮されているように感じますが、水で薄められているというのが実際のところになっています。

 

大豆イソフラボンにはメリットとデメリットが

豆腐には大豆イソフラボンが含まれています。

大豆イソフラボンは抗酸化作用を持っていたり、体内で女性ホルモンに似た働きをすることで、がんの予防や更年期障害の緩和に一役買っています。

 

ただし、摂りすぎについては少し微妙です。

日本ではサプリメントや健康食品などから摂取する量については一日当たりの上限値が定められています。(1日30g)

でも、食品として摂取する分などについては特に上限値は定められていません。

 

これについて、「サプリメントなどやや不自然な形での摂取だけ気を付ければ良い」と考えるのか「サプリメントで摂取に注意が必要なら、制限がないと言っても食事で摂取する大豆イソフラボンについても注意が必要なのでは?」と考えるかで扱いが変わります。

 

実際、豆乳・おから・豆腐などは健康ブームに乗って話題になることはしばしばありますが、この「過剰摂取」についての解釈で様々な意見が出てきて、気が付くといつの間にかブームが終わっているという感じを繰り返しています。

 

大豆イソフラボンの摂取目安量の上限が1日当たり75mgとなっているのも、こういった過剰摂取への注意につながっているのでしょう。

ただ、 この上限値についても、超えたら健康被害につながるとう報告は特になく、なんとも宙ぶらりんです。

 

僕のスタンスとしては毎日豆乳をがぶがぶ飲んで、豆腐を食べて、みそ汁を飲み、サプリメントも摂取するなど、高度な合わせ技を使用しなければそこまで神経質になる必要ないと思っています。

ただし、女性特有の病気や悩みでレディースクリニックや婦人科に通われている場合は、女性ホルモンのバランスから大豆イソフラボンの過剰摂取はしない方が良い場合もあるので主治医と相談してみるなどの対応はしておいても良いと思います。