ホタテはたんぱく質が多く脂質の少ない食材
ホタテは貝類の中でもたんぱく質が多く、さらに脂質が少ないという特徴があり、ダイエットにも向いていると言えるし、運動している人にもおすすめできる食材となっています。
今回はそんなホタテについて書いていきます。
ホタテで筋力アップできる
ホタテ100gには13.5g程度のたんぱく質が含まれています。
この量は他の貝類と比較すると2倍くらい多い数字となります。
ホタテ1個の可食部は(大きさなどにも影響されますが)110gとなっているので、ホタテを一つ分食べれば15g程度のたんぱく質が摂取できるということになります。
一般的には1日のたんぱく質の摂取量が体重当たり1g、つまり体重60㎏であれば60g摂取しましょうということになっています。
ウエイトトレーニングを行っている場合には少なくとも体重×2倍、体重60㎏ならばたんぱく質120gの摂取は行いたいところです。
こう考えると、体重60㎏の人がホタテを数個食べると1日分のたんぱく質が摂取出来てしまうことに驚かされます。
ただし、一つだけ注意点があります。
ホタテはたんぱく質が多いと言ってもアミノ酸スコアは100ではありません。
つまり必須アミノ酸のすべてをまかなえるわけではないということです。
ホタテだけがたんぱく質の補給源となってしまうと効果的に筋肉がつかないということにもなりますので、他の食品と組み合わせてたんぱく質を摂取することが望ましいです。
ホタテは脂質も少ない
更に、ホタテのもう一つの特徴として、脂質が少ないというものがあります。
その量、ホタテ1個当たり0.9g!
ダイエットをしている場合でも、筋肉をつけたい場合でも、いかに脂質を抑えてたんぱく質を摂取するかは課題となる部分なので、これは非常にありがたい話です。
ホタテにはタウリンも含まれる
ホタテはタウリンも含みます。
タウリンと言えば健康・栄養ドリンクに含まれている成分となります。
リゲイン・リポビタン・チオビタドリンクなどに含まれています。
タウリンは消化作用を助けたり、神経伝達物質として働いたりと様々な働きをしていることから、こういった健康ドリンクに含まれ、宣伝などでも「タウリン〇〇g配合!」というようにアピールしています。
敢えてドリンクで摂取しなくてもタウリンはホタテなど貝類の他にイカ・タコにも含まれていますので、できれば食品から摂取することが望ましいと言えます。
ホタテには他にもたくさんの栄養が
ホタテはこのように高たんぱく、低脂肪であり、タウリンが含まれるわけですが、他にも日本人に不足しがちなカルシウムや鉄分も含んでいます。
牡蠣が海のミルクと呼ばれますが、ホタテもなかなかに優れた食品であると言えます。
難点としては価格が高いということになりますが・・・
最近は肉類がスーパーなどでかなり安く購入できるので、同じたんぱく源と考えるとどうしても価格の比較で肉を購入しがちです。
でも、ホタテは料理に旨味を加えてくれたり、ホタテ自体にも甘みがあるなど、他の食品とはまた違った特徴があるので、そういった点を考慮しながら食材洗濯していただければと思います。
ちなみにうちの子供は甘味があるためか、ホタテが非常に好きで、お刺身セットを購入すると、ホタテをすべてゲットしようと画策します(笑)