そばは主食でありながらたんぱく質なども多い優れた食品
そばと言えば日本の主食の一つです。
痩せた土地でも育つことから、昔から重宝されていました。
そんなそばは、ご飯替わりの主食というだけでなく、様々な栄養素を含むという面で非常に優秀です。
今回はそんなそばの栄養について書いていきます。
そばはたんぱく質が豊富
そばは植物性の食品の中ではたんぱく質が豊富です。(さすがに大豆ほどではありませんが)
ただ、注意点があって、そば粉100%の十割そばではアミノ酸スコア100という非常に優れたバランスでたんぱく質を含みますが、小麦粉が増えていくたびにたんぱく質の供給源としての性能は落ちていきます。
僕は十割そば好きなんですが、切れやすくて食べにくいので、一般的にはそこまで食べられていないと思います。
たんぱく質の摂取に重きを置くなら十割や二八そば、主食として糖質源の役割を期待するのであれば、小麦粉多めのそばを選んで食べるというくらい軽い感覚で良いと思います。
ビタミン類も含まれる
僕がそばの栄養で注目しているのが
- ビタミンB1
- カリウム
- ルチン
この3つです。
ビタミンB1は糖質の代謝に重要な役割をはたしています。
摂取した糖質効率的に利用できるので、アスリートなども摂取するべき栄養となります。
カリウムは過剰なナトリウムを体外に排出してくれる働きがあります。
現代人はナトリウムの過剰摂取傾向にあるので、バランスを取る意味でもカリウムの積極的な摂取は有効です。
実際、(そば粉の割合の多い)そばをかなりの頻度で食べる人は血圧が高くない傾向があり、それはカリウムが摂取出来ているためだと考えられています。
ルチンはなんとなくどこかで聞いた気がするという人もいるかもしれません。
これは様々な効果が期待されていて、様々な動物実験で、色々な効果が確認されています。
抗炎症効果や血流改善に関する論文はすでにそれなりの数出てきています。
それに留まらず様々な健康効果があると言われていますが、人での実験でまだ目覚ましいものがないこともあり、健康食品やサプリメントでも、なんとなく聞いたことはあるけど・・・という域をでない脇役的な立ち位置になっています。
ただ、今後の研究報告次第で、話題になることはあるものだと思っているので、密かに注目をしています。
食物繊維も豊富
なんとなく忘れていて最後になってしまいましたが、そばには食物繊維も豊富に含まれています。
ただ、ごはんにも食物繊維は含まれているので、ごはんからそばに変えることで劇的な効果は期待できませんが。
まとめ
ここまで書いてきた健康効果は基本的にそば粉に関するものなので、小麦粉の含有量が少ないほど効果が期待できます。
健康効果を期待して食べるのであれば、基本的には十割、二八などのようにそば粉と小麦粉の割合が分かるものでそば粉の多い商品を選ぶことが必要になります。
人によっては食べにくいと感じることなどもあるので、最初は好みと健康効果を天秤にかけて選ぶのも良いと思います。