モロヘイヤにはどんな栄養が含まれているのか
モロヘイヤと聞くと
- 健康的で体に良い食べ物
- ネバりのある食品
こういったイメージがあると思います。
実際、僕の小さい頃の健康ブームではモロヘイヤがずいぶん取り上げられていたのを覚えています。
そんなモロヘイヤの栄養について、実際にはどんなものなのかを書いていこうと思います。
モロヘイヤの栄養価
モロヘイヤには
ビタミンとして以下のものが多く含まれています。
- カロテン
- ビタミンB群
- ビタミンC
- ビタミンE
ちなみに扱いとしては緑黄色野菜になります。
ビタミン以外にも注目すべきものとして次のようなものがあります。
- カルシウム
- ムチン(食物繊維)
- カリウム
- クェルセチン(抗酸化物質)
特徴的なのはモロヘイヤに含まれる食物繊維のムチンです。
ムチンはモロヘイヤのネバネバの元です。
このムチンが糖の吸収を抑え、血糖値が上がりすぎないようにしてくれます。
ビタミンを多く含み、不足しがちなカルシウムも含まれ、その上血糖値の上昇を緩やかにしてくれ、抗酸化作用もある、というなんともかゆい所に手が届くような食品と言えます。
食べる際の注意点
モロヘイヤはほうれん草と同じくシュウ酸(アク)が多く含まれます。
シュウ酸は結石などの原因にもなるので、除去してから食べることが望ましいです。
このため、食べる際にはさっと茹でる、お湯に通すということをしておくと、お湯にシュウ酸が溶けて出ていくので、ひと手間かけて食べることが基本になります。
エジプトでは王族の食べ物?
ここに書く際に、資料で見かけたものに
モロヘイヤは5000年以上前からあって、水の少ないエジプトでも育ち、滋養に良いとされたことから、当時は王族以外は食べられないということもあったということです。
確かに、モロヘイヤはたくさんの栄養を含んでいますし、さらに他の野菜は栽培しにくいとあれば、その価値は非常に高かったとしてもまったく不思議ではありません。
まとめ
モロヘイヤは実際に多くの栄養を含んでいます。
更にムチンなど、有効な食物繊維や抗酸化作用まで持ち合わせています。
ただ、ネバネバが嫌いという人もいるし、どんな料理に合わせれば良いのか分かりにくいことから食卓にはそんなに登場する機会はなかったりします。
使い方が分からないという場合には汁物に入れることをお勧めします。
汁にとろみが出ますが、ネバネバというほどではなくなりますし、その粘りが温かさを維持してくれます。
そして何より汁物の具の一つとしてなら非常に使いやすいです。
他の具の邪魔をすることもそんなにありません。
まずは汁物に使ってみて、お気に召したのであれば、他のおかずにも使用していくというのはどうでしょうか?