貧血にはレバー
貧血の時に食べると良いと言われている食品の代表格はレバーです。
血液の材料となる鉄分が豊富かつ、吸収・利用効率が良いことから、貧血対策にはうってつけという事が出来ます。
野菜や海藻などにも鉄は含まれますが、レバーが有名になるのは鉄の多さと利用効率の良さがあってこそです。
そんなレバーですが、食べる際に気を付けるべき点が2つほどありますので、そちらを紹介していきたいと思います。
レバーの食べ過ぎでビタミンなどの過剰摂取に
レバーはビタミンAも豊富に含んでいます。
レバーは脂溶性ビタミンと呼ばれ、水溶性ビタミンの様に多く摂取した際に体外に排出されにくく、過剰摂取をすると頭痛や関節痛にはじまり、様々な不調の原因となります。
また、レバーはプリン体も多く含んでいるので、痛風の人やそのリスクがある人は摂取に注意が必要です。
基本的にはレバーは週一回くらい食べれば大丈夫と言えます。
アスリートのように相当な運動量がある場合はまた別問題になりますが、そうでない場合は食べすぎにも注意しましょう。
また、レバーを食べる前後にはビタミンAを含むサプリメントは摂取しない様にするなどの工夫もしておくと良いでしょう。
マルチビタミンなど、複合的なサプリメントも要注意です。
たんぱく質、ビタミンCと一緒に摂取
鉄はたんぱく質やビタミンCと一緒に摂取することで吸収率が高まります。
特にレバーは自身がたんぱく質も多く含んでいるので、ここにビタミンCを加える事でさらに効率よく鉄分を吸収することができるようになります。
基本的にビタミンCを摂取する時のおすすめは果物です。
ビタミンC以外のビタミンも含み、食物繊維も摂取できるものも多いことが理由です。
どうしても果物が食べられない状態の時は100%オレンジジュースで補うというのも良いと思います。
まとめ
どんな食品も食べれば食べるほど健康になれるなんてことはありません。
健康的な食品として知られるレバーも使い方次第でメリットをさらに生かす事ができる反面、ビタミンAについて無視することでデメリットが発生してしまう事もあります。
今回の内容などを生かしてもらうことで、無用な健康被害を減らし、効率よく必要な栄養を摂取する手助けになればと思います。