プロテインバーの選び方
今やプロテインバーは、手軽に薬局やスーパーなどでも買える商品になりました。
僕も出かけ先でプロテインを持ってくることを忘れたりした場合にこういった商品にお世話になることがあります。
最近のプロテインバーは味もおいしいのでスナック感覚で食べられるのも良いですね。
そんなプロテインバーですが、これだけ種類が豊富になってくると、一体どうやって選べば良いのか悩んでしまいます。
そこで、今回はプロテインバーを選ぶときに参考になりそうな点を紹介します。
たんぱく質量とアミノ酸量を比較する
まず、裏の栄養成分を見ます。
そこにエネルギーやらたんぱく質やらがどの程度含まれているのかが記載されています。
そこのたんぱく質量と、アミノ酸量を比較します。
この手の商品はたんぱく質がどのアミノ酸で摂取されるのか分かりやすいように、アミノ酸ごとの量も記載されている方が多いです。
記載されていないとすれば、その情報開示が自分の商品に取って不利であると言っているようなものなので、そもそも購入候補から除外してしまいましょう。
さて、このアミノ酸を足していって・・・・最終的に表記のたんぱく質量に近ければ購入候補になります。
なぜかというと、表記されるアミノ酸は必須アミノ酸であることが多く、必須アミノ酸は体内で合成されないことから、食事などで外から摂取する他なく、非必須アミノ酸よりも価値が高いからです。
どうしてアミノ酸合計量とたんぱく質の記載量が異なると良くないのかというと、質の悪いアミノ酸で量をかさ増ししている可能性があるためです。
必須アミノ酸の重要性
必須アミノ酸は全部で9種類あります。
- バリン
- イソロイシン
- ロイシン
- メチオニン
- リジン
- フェニルアラニン
- トリプトファン
- スレオニン
- ヒスチジン
この必須アミノ酸は一つでも不足すると体たんぱく質の合成に使われる量も少なくなってしまいます。
つまりはたんぱく質を摂取する目的である「体を作る」という機能が十分に行われないということになります。
そのため、必須アミノ酸をきちんと摂取することは重要であり、プロテインやプロテインバーを購入する際には必須アミノ酸がきちんと含まれているかどうかは重要な指標になります。
プロテインはアミノ酸スコア100という必須アミノ酸が十分に含まれていることが、昔は売りになりましたが、現在は最低条件となりつつあります。
つまりはプロテインバーもこの条件に基づいて購入を検討することがベストだと言えます。
お菓子代わりに食べて健康になる?
なんとなくプロテインバーと言われると体に良さそうな印象があるから、お菓子の代わりに食べたら健康になれるのでは?
と思う方もいると思います。
ですが、まったく運動せずに家でゴロゴロしながらプロテインバーを食べても、筋肉はつかないし、摂取したカロリーはあくまでカロリーなので、蓄積すれば体脂肪になってしまいます。
お菓子よりもプロテインバーの方が少ないカロリーで満足できるなどの理由であれば、お菓子代わりに検討する余地はありますが、基本的には運動をしてこそのプロテインバーと考える方が間違いありません。
昔スポーツドリンクという響きで体に良さそうだと、毎日運動せずにポカリスエットを飲んだら太ってしまったという、笑い話のような本当の話がありましたが、それに似たような感じです。
カロリーは意識するべき
上記のような理由もさることながら、プロテインバーを摂取する人は、タイミングによって下記のような点にも注意したいところです。
カロリーが多い方が良い、少ない方が良い。
脂質が多く手も大丈夫、脂質は控えたい
これから運動する場合にはカロリーはそれなりに摂取しても構わない、あるいは積極的に摂取するタイミングになりますが、脂質が多いことでカロリーが高い場合には胃もたれの原因にもなりかねないので注意が必要です。
また、トレーニングしている人は体重を増やす時期と体脂肪を削る時期がありますから、それぞれで、求めるものは異なります。
きちんと今の自分が求めるものを選んで購入できると良いと思います。