タピオカ屋が唐揚げ屋になる?
一時期タピオカミルクティーというフレーズがあちこちで聞かれ、お店もどんどん増えていきました。
うちの実家近くの商店街にもできた時は驚きを隠せませんでしたが(笑)
そのくらい流行しました。
それらが今では唐揚げ屋などに変わってきています。
この背景などについて簡単に書いていきます。
単純に同じオーナーという例は少ない
流行に合わせて同じオーナーがタピオカから唐揚げに乗り換えたという例は思いのほか少ないようです。
実際流行に敏感な人であれば、初期投資の少ないこういった商売を転々と回すという方法も在りでしょうが、ノウハウが一致しない面もあるので、僕が思っているよりも難しいようです。
では、どこが出店しているのかというと、元々飲食業をしていた会社が手を出しているようです。
ファミレスや居酒屋のチェーン店を出している企業は動きも早く、本業が夜の営業時間を短縮されるなどの影響を受ける中で、何か突破口がないかとたどり着いたのが唐揚げという言い方もできます。
タピオカ店はもともと専門店で行っていたところでない限り、小さいスペースで販売をしていました。
唐揚げはフライヤーと冷凍・冷蔵庫さえあれば商売ができるので、その後にスッポリと収まることができたと言えます。
こういった大手では新しいノウハウを作ることも難しくないし、初期費用が高くないのであれば、ハードルが低いということもあったでしょう。
タピオカの衰退と唐揚げの伸びたわけ
そもそもタピオカが衰退したのは、コロナによる状況の変化が大きく関係しています。
友達と楽しく行くところだったり、インスタ映えを考慮して出かける人もそれなりにいたので、外出に制限がかかる状況はダメージが大きくなってしまいました。
実際コロナ禍ではインスタ映えという言葉自体聞かなくなっているので、状況の変化は大きかったのでしょう。
それとは反対にテイクアウトで手軽に持ち帰れて、夕飯のメインにもなれる唐揚げの需要は大きく高まりました。
家にいる時間が伸びたこと、外食ということが難しくなったことなどがこういったそれぞれの事情につながっています。
テイクアウトのから揚げ
僕もついこの間、新しくできた唐揚げ専門店で購入した唐揚げを食べる機会がありました。
これが正直言ってすごく美味しかったのが、今回このブログを書くきっかけになっています。
正直タピオカの時は、ゴンチャのような専門店と比べるとその辺に新しくできたタピオカのお店はお世辞にも良いものとは言えませんでした。
今回もそんな感じだと決めつけていたのですが、唐揚げについては、そんなに難しいものでもなく、それぞれの店舗で個性を出すことも簡単にできるので、お店によってかなり違いがありますし、お気に入りを見つける楽しさもあります。
さすがにインスタ映えはしないでしょうが(笑)
コロナ禍が落ち着いてからは不明
コロナが落ち着いて、元の生活に近づいた時には、今の状況がどう変わるか分かりません。
唐揚げ店の中でも、明暗が分かれると思います。
それまでに常連を多く抱え込んでいれば、今ほどではないにしても一定の売り上げは見込めるでしょうし、そうでなければ、タピオカの二の舞になるでしょう。
外でも気楽に食べられる環境でも違うでしょうし、外食をしないことが定着したという人も少なくないでしょう。
そんな時には唐揚げの次になる食材が出てきているかもしれません。
時代に合わせて流行する食べ物、今後は期待も持ちながら対応していきたいと思っています。