目次
足腰への負担はシューズと床に左右される
僕がフットサルをしている時に、最初に確認するのはコートの状態です。
これは体育館でも、外のコートでも同様です。
負担のかかる要因
足や腰への負担として大きい要素は
- 選ぶシューズ
- 床(地面)の状態
この2つになります。
あとは、同じコンデションで継続的にプレーすることで足腰に蓄積した疲労が抑えきれずに表面化するということもありますが、こちらは休養との兼ね合いになるので今回は抜いておきます。
まず、シューズがどうして重要かというと
多くのスポーツ用シューズ、スパイクなどはクッション性が高くありません。
いわゆるランニングシューズなどはかかとなどに負担が少ないようにクッション部分が大きくなっていますが、こういったスポーツ用のシューズの多くは靴底にクッションは少なくなっています。
このため、膝や腰へのダメージや疲労の蓄積を少なくする部分が落ちます。
バレーボールやバスケットボールのような、ジャンプを多用する種目の場合には、クッション部がかなり手厚くなっていて、競技の特徴担わせた造りになっていると考えることもできます。
反面、野球やサッカーのスパイクは靴底は硬く、滑らない事が重視されている反面、クッション性はインナー頼みで、靴底には工夫がないものがほとんどです。
このため、その競技用のシューズを履いているにも関わらず、疲れる、足が痛いという現象は驚くほど多くある光景となっています。
次に地面(床)について
プロサッカー選手がプレーするのは天然芝のグラウンドです。
芝が育つ環境なので、下は土になっているため、クッション性があります。
一方、人工芝になると、下が地面である必要がないので、芝の状況+芝の下の地面の硬さによって足腰への負担が大きくなります。
民間のフットサルコートで人工芝を採用しているところでは単純にコンクリートの上に人工芝のシートを張ってあるだけというところもあり、転んだ時に「ゴンッ!!」という嫌な音をさせるところもあります・・・・
体育館は木で硬いと言えば硬いのですが、少したわむというか多少の弾性はあるので、硬いですが、コンクリートなどに比べると足腰への負担は少ないです。
このようにどんな環境でプレーするのかで足腰への負担は大きく異なります。
足腰に痛みが出たら
基本的に足腰に痛みが出てしまったら、静養が求められます。
体の回復力に頼った方法しか治療法がないためです。
このため、日ごろから自分のプレーする環境がどの程度足腰に優しいのか、あるいは優しくないのかを知っておくことは意外と大事です。
地面ごとの負担感や意識する点
ここからはおまけ要素になりますが、僕がプレーする時に前もって確認しておくことや、それぞれについてどう考えているのかなど書いていきます。
体育館の場合は
どの程度滑るのか、止まるのか
これが最大のポイントになります。
滑る時はその原因として下記のようなものがあります。
ワックス塗りたて
ワックスを塗ってそんなに経過していない場合、床と、底に面するボールが滑るようになることがあります。
この場合は自分の体だけでなく、ボールも滑りやすくなってしまう事が多いので、かなりストレスのある環境になってしまいます。
ほこりが多い
見た目にはキレイでも、目に見えないサイズのほこりが多く落ちていればシューズと床の摩擦は少なくなるので、滑りやすくなります。
案外この状態が放置されている体育館は多くあります。
これは解決策があって、モップをかけて余計なほこりを取り除くことでかなり改善されます。
プレーのモップ掛けはひと手間ですが、それでストレスなくぷれーできるのであればかける価値のあると思っています(僕も毎週モップ掛けからすたーとしてます)
砂が落ちている
これは学校の体育館に多い現象です。
多くの学校体育館は校庭に隣接しています。
このため、換気などで扉や窓を開けていると、細かい砂が入り込みます。
これもほこり同様目に見得ないサイズだったとしても、滑るようになります。
更にほこりよりも大きさがあるので、つるっと滑ってしまう事もあります。
体育館床を傷つける容認にもなってしまうので、学校関係者の方は換気するにしてもどの窓を開けるのかなど検討すると床の寿命が延びると思うのでご一考ください。
体育館で足元が滑るというのは恐怖です。
氷の上でしているようなものですから。
このため、僕はシューズ選びの時に最優先するのはグリップ力です。
床の状態は個人では変えることができないことが多いので、その分はシューズで補うという形です。
ただ、そうなるとクッション性等は二の次という見方にもなるので、膝や腰は気が付くとちょいちょい痛くなっています・・・
でも、滑ってケガそすると衝突や関節のひねりなど、大きなケガになる事も多いので、それを考慮するとグリップに振りたいというのが個人的な意見です。
外のコートの場合は
外のコートはそもそも芝自体に種類がおおくあります。
一般的に天然芝というコートは維持の大変なので、プロのプレーする環境以外では、ほとんどが人工芝ですが、その人工芝でさえ長さなど異なります。
芝の長さ
昔人工芝は長いものが流行しました、
長いとふわっとした柔らかさがあって、転んでも痛くないし、いかにも「芝!という感じがあることから、プロになれなかったけど、天然芝でのプレーに憧れた世代には非常に受けが良かった印象があります。
しかし、時代の流れと共に、現在は短めの芝が流行するようになりました。
ふわっとし過ぎる芝はパスやドリブルのスピードを吸収してしまうので、プレーから速さが奪われてしまいます。
そんな中、スペインのFCバルセロナが素早いパス回しで世界を席巻したのですが、速いパス回しを生かすために本拠地であるカンプ・ノウの芝は短く刈り揃えられました、
こういったサッカー自体の流行の変化に合わせて、辺りのフットサル場の芝も入れ替え時に短めのものに変えられることが多くなって現在に至ります。
プレーの質は上がったけれど、足腰への負担は大きくなったのはこういったトレンドによる部分もあります。
人工芝の下は?
さて、一番大事なのは人工芝の下がどうなっているかです。
とりあえず僕が神奈川・東京エリアでプレーした環境では下がコンクリートかガッチリした地面ばかりでした。
人工芝のメリットとして、シート状になっていて、どんなところにも敷けるということがあります。
ただ、平らでなければ、シートを敷いてもボコボコとした環境になってしまうので、平らであることは重要です。
そして平らに整地されているということはコンクリートの可能性が高くなります。
河川敷のとあるコートはさすがにコンクリートではないのでしょうが、コンクリートかそれ以上に硬く感じるなんてところもあったので、硬さチェックは大事です・・・・
そしてもちろん下が硬いほど足腰への負荷は高くなるので注意が必要です。
人工芝オンリーかどうか?
人工芝の中にはゴムチップを混ぜたり、砂を入れてあるところがあります。
これらは様々な意図で入れられているのですが、個人的にこういった混ぜ物をしている人工芝に良い思い出はありませんし、最近はそういったもので誤魔化さなければいけないような人工芝は減ったと思います。
特に砂入りは変に滑るので、プレーしたくない環境の上位に来ます。
たまにあるゴム製の床
ゴムというかウレタンになると思うのですが、それらを使用しているコートもあります。
こちらは芝や体育館と異なり、止まりすぎる事があるという点に注意が必要です。
個人的には止まるコートは好きですが、遊びの部分がなくキュッと止まるので、慣れていない人だと逆に捻挫をしたり、効き過ぎるグリップを怖いと感じる方もいるようです。
こちらも下が硬い所に設置することが多いですが、ウレタンがその程度クッション性を持っているかとの兼ね合いになるので、実際にプレーしてみないと分かりにくいのが禿頭です。
まとめ
スポーツでの負担やケガは使用する道具やプレー環境に左右されるというのが今回の内容になっています。
僕の知人に人工芝でのフットサルでランニングシューズを履いてプレーずる人がいます。
それはクッション性の高さなどを考慮してのもので、そういった考え方も競技志向で行わない場では多いにアリだと思います。
大体このくらい体のことまで考えてプレーする人は上手いので、ついつい真似したくなるのもポイントです(笑)
それは置いておいても、道具やプレー環境の選択は大事です。
このコートだからこのシューズで、くらいに使い分けても良いと思います。
特に体育館は湿度の高い雨の日などは急に滑らなくなりますし、逆にしっかり濡れていると滑るので、汗をかいた人が転んだ後などはしっかり拭き取ることがケガ防止につながります。
僕は外が雨の日は古めのグリップが落ちたシューズを敢えて取っておいたものを使用するなど、止まりすぎ防止に努めています。
せっかくスポーツをするならストレスなく楽しくやりたい、というのがそれをする目的となっています。