短距離走と長距離走はトレーニングの目的によって使い分ける

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陸上コース

短距離走と長距離走は行う目的や効果が異なる

短距離を全力で速く走る能力

長距離を速度を保って走る能力

これらはそれぞれ全く異なる運動です。

ですが、走るという共通点で纏められ、なんとなく両方やっておいた方が良いんじゃないかと練習メニューに取り入られている場合があります。

練習をコンパクトにして疲労を蓄積させず、尚かつ効率を高めるためにはこういった違いについて知っておく必要があります。

今回はそれぞれの目的などから話をしていきます。

短距離走を行う目的

短距離走とは、短い距離を全力で走る事です。

目的はそのまま、短い距離での総力を高めるものです。

速くゴールに到達するため、あるいはプレースピードを上げるためという目的に行うことが多いと思います。

ただ、短い距離と言っても求められるものは行う種目によって様々です。

最初の5mの速さが求められる競技(球技に多い)から、100m、200mなど、それなりの決められた距離を速く走り抜ける必要のある競技(陸上競技に多い)まであります。

練習の際に重要になるのは最初の5mの速さを求めるのであれば、練習に取り入れるメニューは5mを走る事がメインになります。

5mの速さを求めるのに、それ以上の距離を走っても効果は上がりません。

3mの速さを求めたら初速が上がるので5mでも速くなる可能性はあります。

同じように100mを速く走るためには、100m以上の距離を走るメリットは基本ありません。

ただ、最初の20mまでの加速が課題、などのように100mの中で部分的な切り出しで、短い距離のトレーニングを行う事には意味があります。

100m走のトレーニングで重要視されているものにスタートと、底からの加速が含まれることが多いのはこういった面からのものです。

長距離走を行う目的

  • 長距離走を行う主な目的としては長距離を速く走るため
  • 競技における持久力を高めるため

この2点が多いと思います。

 

基本的に全く持久力が必要ないという種目が少数派であることから、ウォーミングアップとしても、長い時間長い距離を走らせることなどが多いです。

 

長距離の個人的に難しいと考えるところに

僕からすれば1500mは十分長距離だけど、陸上の世界では中距離的な位置づけであったり(スピードも求められる)、ハーフマラソンとフルマラソンでは単純に距離が倍なので、単純な比較ができなかったりするところです。

フルマラソンでもゴール前までもつれれば、最後はスピード勝負になることもあり、最後のスピードをウリにしている選手もいます。

 

短距離でも初速派で押し切る選手との後半からの伸びでまくる選手がいますが、それよりもさらに距離の分だけ選手の個性が出ることと、駆け引きに要素が強まるという点があります。

 

球技では単純に最後まで走り切るための体力をつけるために行われますが、この方法についても時代によって変わってきています。

サッカーで例えると、ボールを持たずにただ長時間走る練習が以前は多く見られましたが、最近はボールを扱う練習の中で、どうしても長い距離を走る部分が生まれるようにして、試合に近い形で走らせるようになっています。

 

さらに走る時間も多くなりすぎないように調整が加えられています。

これはサッカーがプロであっても基本90分であり、その中で必要な量を走り切ることが重要であるという認識からです。

180分走る能力は必要なく、90分を求められる量走り切ることが大事、という感じです。

このように、何を求めているのか、という点がはっきりとすることで、長距離を走る練習と言っても距離や時間、やり方まで変わってきます。

 

昔の習慣は間違っていることもある

気を付けたいのが、持久力があまり求められない競技でもなぜか長距離を走らせる風習が残っていることです。

少しずつ減ってきていますが野球などがその筆頭です。

 

特に僕の世代では大体の学校の部活で一番きびしいのが野球で、とにかく走って いる姿を毎日のように見かけたものです。

 

でも、野球で長い距離を走る持久力が求められるケースはほとんどありません(ピッチャー除く)

一番長い距離を走るにしても走者のベース間移動で、その多くが1塁から3塁、2塁からホームベースくらいの距離だと思います。

1塁からホームを狙うシーンは高校野球でも少なめだと思いますし、プロではさらに少なくなります。

ホームランなら全力で走る必要がそもそもありません。

 

そこから考えれば、1塁から3塁、2塁からホームベースまでの距離を速く走ることができれば良いので、その距離間で良いし、ベース間を効率よく回るというのは技術も必要です。

普段からしっかりとベースを効率よく走らせることこそが最も野球に求められるダッシュだと思います。

 

以前はこの走らせる行為を下半身強化と言っていましたが、長距離を走らせることでエネルギーを枯渇させるので、むしろ筋肉は付かず、強化につながっていなかったという現実もあります。

本当に下半身強化が目的ならバーベルを担いでスクワットをしていた方が余程効果が上がるし効率的で疲労も蓄積しません。

 

昔は根性論が主流だったので、疲れることをすることが良い事だと思われていました。

現在はそれを否定する科学的な根拠が多くあるので、昔のやり方は減ってきていますが、昔はそういった根拠がなかったので、仕方がなかったという事もあります。

 

まとめ

自分が何を求めて走る練習を行うのかで、走るべき距離が変わってくるという内容でした。

今回の内容とは少しずれるかもしれませんが、そもそも自分にとっては知るトレーニングが必要かどうかなども検討してみるt必要があります。

 

例えば、短距離の練習をして、ある程度の成果が出た。

それ以降もそれを続けるべきかなどは判断の難しいところです。

特に短距離はる程度までは成果が出てもそこからはコンマ1秒を削るのも大変な作業です。

 

僕の場合はフットサルメインなので、そこに労力を注ぎ込むよりはボールテクニックを上げる方が総合的に選手としての質が上がるだろうと考えて、ダッシュの様なメニューは少なめにして、技術的な面に充てる時間を増やしました。

僕は年齢が年齢なので、フィジカルの伸びしろが少なく、年齢が上がっても衰え にくい技術的な方面に逃げたとも言えるのですが(苦笑)

  

全力の短距離走などは故障の原因にもなるので、どの程度行うのかなどは良く考えたいところです。