健康の為の手段もノーリスクではない
健康になりたいと思う人が多くなるにつれてその手段も多様化してきています。
ただ、どんなに良いと思われる方法でも、まったくのノーリスクというわけではないので、その点について手短に紹介していきます。
運動のリスク
一番分かりやすいところで運動であれば、ケガのリスクがあります。
転んでのケガなど分かりやすいものもありますが、疲れが溜まっての故障、知らないうちに関節を痛めるなど、見えにくいところまで含めると実に多くのリスクが潜んでいます。
もちろんこうなってしまわないように休養を挟んだり、手軽なものを選ぶなど予防する方法もありますが、それらをしていたとしても絶対にケガをしないということはありません。
食事のリスク
食事は自分が体に良いと思っていた食品になんらかの体に良くないとされる成分が見つかる可能性はどんな食品にもないとは言い切れません。
そして、体に良いと思っていた食事バランスが、実はアンバランスであったりと、運動などよりもさらに表面化しにくい問題が隠れがちです。
サプリメントのリスク
サプリメントについては実際に効果がなかったり、実は体に悪い成分が含まれていたりと、運動や食事に比べるとリスクの度合いが高い事が分かります。
その為、サプリメントは安さよりも信頼性が大切です。
そして信頼できるメーカーでもその当時には気が付かなかった栄養成分上のリスクが将来的に見つかる可能性もあるわけです。
こう考えると食品から摂取する方が不自然な量を摂取しないで済む分、安全と言えます。
リスクは何にでもある
では、こういった手段はリスクがあるから避けるべきなのかというと、そんなことはありません。
むしろ「ノーリスクなものがこの世にはほとんどない」ということを認識する必要があると思います。
例えば予防接種
アナフィラキシー症状を起こす人もいますし、副作用的な症状が出る人もいます。
病院で処方されている薬についても同様で、一切副作用のリスクがないものはありません。(このため、僕の知人の薬剤師さんは薬が嫌いという不思議なことに・・・)
病院で行われる医療行為などは、かなりの研究の結果ですが、それでも万全であり、万人にノーリスクというわけにはいかないのです。
ただ、そういったリスクを負う人が圧倒的に少ない状況なので、実行するメリットがあるわけです。
同様に、自分の行う行動についても、
どんなリスクが考えられるのか?
それを鑑みてもやるメリットがあるのか?
この2点を踏まえることこそが大切だと思います。