運動だけで痩せることの難しさ
ダイエットの基本は食事の調整となっています。
基本的にダイエットは消費エネルギーが摂取エネルギーを上回る必要があります。
このため食事量を減らすことで摂取エネルギーを減らすという方法は手軽なものとなります。
一方運動で消費エネルギーを増やすダイエットはそれに比べるとだいぶ難易度高くなることから、単品でのダイエットは成功しにくく、行うとしても、食事の調整と合わせて行うことが多くなります。
今回はどうして運動だけでダイエットすることが困難なのかを簡単に書いていきます。
運動でのダイエットがどうして困難なのか
それは3つの要素に関連しています。
- 食事調整の手軽さ
- 運動での消費エネルギーの少なさ
- 運動をすることで食欲が増進する
食事調整の手軽さ
まず、運動に比較すると食事の量を減らす方が準備なども圧倒的に簡単です。
主食の量を減らしたり、野菜類をメインにしたり、様々な方法も世の中に溢れています。
間食なども控えることになるので、食費も浮くなど、食事調整は我慢する部分こそあれど、他に壁になる部分が少ないので、続けやすいのもポイントです。
運動での消費エネルギーの少なさ
100㎉はごはんに換算するとおよそ60gなので、1日の中でそれだけの量を減らすことで-100㎉が達成できます。
毎食20gのご飯を減らすというのは一口分くらいなので簡単だと思います。
一方運動で100㎉を消費しようとすると
ジョギング10分程度
ウォーキング30分程度
(どちらも速度や運動する人の体重でかなり変わるのであくまで目安ですが)
と、最低限の目標を達成するにも労力と時間が必要です。
もちろん1回や2回であれば簡単ですが、毎日の事となると一気に難易度が上がり、更に本当に運動だけで痩せようとする場合には100㎉ではとても足りないので、もっと長い時間を毎日継続するという大ごとになってしまいます。
それだけの時間を我慢して運動に捧げるというは、単純に痩せたいというだけでは難しいものです。
入れ込むスポーツができれば話は変わりますが、そこまでのめりこむ人の方が少数派でしょう。
そして、運動で痩せる場合にはこういた運動を習慣として続ける必要があるわけです。
モチベーションを上げるためにスポーツウェアを購入したり、シューズを新調したりすることもありますが、こういった方法を利用すると出費がかさんでしまいます。
運動をすることで食欲が増進する
運動をするとお腹が減ります。
消費エネルギーが増えているので、体がこういった反応をするのは当然と言えます。
ですが、この時に本能の訴えるがままに食べてしまえば、体重を減らすことはできません。
運動をしなければいけないという状況に加え、運動後の空腹とも戦わなければいけないというのは・・辛いものです。
ダイエットするための比重としては
このため、ダイエットするには食事が大幅にウエイトを占めるバランスにするべきです。
食事10、運動0でも良いくらいで、多くても運動に2くらいの割合に留める事が、生活習慣として定着させる方法としては負担も少なく有効です。
実際、ただ走るというのは意思の強さも求められます。
運動ではなくて、毎日部屋を拭き掃除するなど、家事による運動量の増加などを取り入れる方が、家もきれいになって体も動かせる上に天候にも左右されない等良いところがたくさんです。
積極的な家事をしながらボディメイクとなると体の内も外もきれいになるのでおすすめです。