病院・福祉給食セミナー参加記録
先日東京ビッグサイトで開催されたHOSPEXというイベントに参加してきました。
その中で、僕に該当するのは病院・福祉給食のブースやセミナーでしたが、他の会場も覗いたので、そこで感じたことなどを記録代わりにメモしておきます。
仕事に関連しそうなことは職場にも提出する記録に書いてあるので、割愛(そっちが重要なんだすが・・・)して、全体的な雰囲気から。
まずはコロナ禍ということがあり、多くのブースが感染症対策に割かれていたのが印象的でした。
これほど展示されるものやセミナーの方向性が揃うことも今まではなかったので、その受容性と需要の高さを再認識させられました。
同じ理由だと思いますが、参加者自体少なかったですね。
セミナーも空席が目立ちました。
事前予約時にはかなり埋まっていたらしいのですが、再びコロナ陽性の方の人数が増えているというニュースが飛び交っているので、慌てて自重したという人も多いようでした。
おかげでこちらは見て回るが楽でしたが、展示を出している方からすれば臨んだ効果が得られなかったかもしれません。
病院の経営状態はひっ迫している
ニュースなどでも、コロナの影響で病院の経営が困難になっているというものが日々報道されていますが、それがテレビの中だけではなく、実際の現場でも同様の課題が出ているのだということを痛感しました。
給食のセミナーでも病院では、食材費や光熱費などもっと削ることを検討しているという声が多く、僕からすると現状でも十分な努力をしていると感じられる厨房でも、更に変化を求められているということが分かっただけでも今回参加した意味があったと思います。
働き手は減る一方と予測
感染症対策としてのロックダウンや外出自粛の影響で多くの飲食店や小売店が閉店してしまったことなどから、福祉業界などでは「人材が流れてくるのではないか」と取らぬ狸の皮算用としているところもありますが、病院は現実的に見ていて「生産年齢人口が減少の一途を辿っている」、働き手の総数自体減っているので、現在のような流れであっても容易に働く人手を獲得することは困難だと考えているのが印象的でした。
僕のいるのは福祉業界ですが、病院と比較すると随分楽観的に考えてしまっていたという事に気がつきました・・・
こういった思い込みの部分を少なくして現実的に物事を考えていきたいと思います。
セントラルキッチン関連
僕が今回出かけた理由はセントラルキッチン関連の情報収集です。
こういったセミナーなどに参加するごとに、システムや機材が進歩しているので、実際にセントラルキッチンを導入しようという場合にはタイミングが難しそうだと感じました。
半年くらいすると凄いのが出てくる、でもだからと言っていつまでも待っているだけというわけにもいかない・・・・
まだうちの職場では現実的な範囲まで話し合いが進んでいないので本気で悩まされるところまではいっていませんが、人手不足が今後も継続するとなると、、いずれは本格的な検討も必要になる問題であり、今から少し頭が痛いです。
まとめ
今回は少し雰囲気から展示内容まで今までとは異なるイベントとなっていました。
来年あたりには通常通りになると良いのですが、働く側からするとあまり楽観的に考えるわけにもいかない問題です。
感染症問題は今回落ち着いても、それなりのスパンで次の問題が出てくるものでもあります。
しっかりとした対策を立てつつ、それを維持していける仕組みなども作っておかないと・・・