風邪が冬に多い理由
風邪と言えば冬
風邪薬のコマーシャルも秋の終わりくらいから毎年のように多くなってくるように、風邪は冬に多く悩まされるものの一つです。
では、風邪はどうして冬に多いのでしょうか?
今回は簡単にこの内容について書いていきます。
冬の特徴が影響する
日本の冬といえば、気温が低く、湿度が低くなります。
冷たく乾燥した状態です。
この冷たく乾燥した状態が風邪と関連があります。
冬に風邪をひく原因 ①原因菌が寒いと活発になる
風邪の原因となりえる菌はすごい数になっています。
このため、風邪の特効薬がないという状態になっています。
現在存在している風邪薬は症状を抑えているうちに体の自然治癒力によって治すことを目的としているので、根本的に原因解決できるものではなく、根本的に解決できるものを開発するとノーベル賞が取れると言われています。
そんな風邪の原因となる様々な菌達ですが、その多くが、気温が低くなり、乾燥した状態で活発に活動するようになります。
そのため冬に風邪をひきやすくなっていますが、これらの菌が高温時に活発であったなら、夏が風邪のシーズンになっていたのでしょう。
ちなみに極寒になるとこういった菌が活動できなくなるので、南極などでは寒いけど風邪をひかないということです。
冬に風邪をひく原因 ②人間の免疫機能が弱くなる
人の体温が1℃下がると免疫の機能が30%程度落ちると言われています。
これは風邪の原因菌などが体内に入った際に迎え撃つ能力にも関連しているので、冬場など体を冷やしやすい時期は風邪の原因となり得ます。
人間の体には体温を一定にしようとする機能がありますが、寒いところに長時間いたり、運動後に汗を拭かずに冷やしてしまうなど、調整しきれない状態もあります。
衣服の調整や、汗をかいたらきちんと拭くなど基本的な対応を怠らないことが重要です。
風邪に地域差はほとんどない
日本は縦に長い国ですが、北海道と九州では冬でも気温は大きく異なりますが、風邪をひく人の数はそんなに変わらないという報告があります。
これは寒い地域には寒さをしのぐための家の造りがあるなど、寒さに対応する手段をそれぞれ持っていることが理由だと考えられています。
寒い地方の方が締め切りで暖房をガンガンにつけているので家の中は暑かったりしますから、確かに地域差は少ないように思います。
まとめ
このように冬に風邪をひく原因として
- 原因となる菌が冬場に活発になる
- 冬は体温が下がる要素が多く、免疫機能が落ちる
この二つの原因が重なることがあります。
もちろん免疫機能はこの他にストレスや疲労などでも低下するので、温度以外にも気を付けなければいけない点は多くあります。
やはり基本となるのは規則正しい生活と休養、栄養補給という点にもなりますので、ご注意ください。