食事の最初に野菜を食べるとダイエットになる?
食事の前、あるいは食事の最初に野菜を食べるとダイエットになるという話を聞いたことのある人も多いと思います。
今回はどうしてこの方法がダイエットにつながるのか、効果はあるのかという点について簡単に書いていきます。
最初に野菜を食べる理由
まず、最初に野菜を最初に食べる事でダイエットになる仕組みについて説明します。
①満腹になるまでの時間稼ぎ
人間が食事を始めてから満腹感を覚えるまでに20分ほどかかることが分かっています。
つまり、食事を始めてから20分まではある程度お腹に食べ物が入っても満腹感(満足感)を得られないということです。(相当食べると話は別で、苦しくなりますけど)
そのため、早食いの人はついつい多くの量を食べてしまいがちです。
そこで、最初に野菜を食べることで20分までの時間を稼ごうというのが、このダイエット方法の目的になります。
②インスリンをあまり出さなくても良い食材から食べる
血糖値を下げる唯一のホルモンであるインスリンは肥満ホルモンなどとも呼ばれます。
これは血中の余分な糖質を脂肪に変える働きがあるためです。
このインスリンが最も多く出るのは食事前の血糖値が下がった状態から、まず糖質である主食(ごはん・パン・麺)を食べた場合です。
一気に血糖値が上がるため、体は慌ててたくさんのインスリンを出して対応します。
インスリンは控えたいので、この食事方法を避けたいわけです。
そこで出てくるのは糖質が低い野菜類
まずはこういった血糖値を上げにくい食材で緩やかに血糖値を上げる事で、インスリン量の節約にもなるし、インスリンが無駄に出なければ、脂肪の合成も少なくなるので、ダイエットには持って来いということになります。
注意点
最初に野菜を食べれば良い簡単なものですが、注意点があります。
まず一つ目は野菜を食べる時は時間をかけて良く噛むことです。
時間を稼ぐことが目的なので、野菜を早食いしてしまってはその効果は半減してしまいます。
野菜もしっかりと噛むと甘みを感じることができますから、そこまで噛むというのも一つの目安になります。
二つ目は野菜を食べる時にドレッシングは極力使用しないことです。
ドレッシングは基本的にそこそこカロリーがあります。
オイル入りのものはもちろん、ノンオイルのものでもある程度カロリーはあります。
さらに糖質が含まれている事も多いので、ダイエットを目的とする場合には、かけるとしたらポン酢などが良いと思います。
まとめ
最初に野菜を食べる事は体重が気になる人以外にも、インスリンの過剰な分泌を抑えるという点で優秀です。
食べる野菜はキャベツがお勧めです。
外の葉からむしり取れば包丁もいらないし、味が薄い分食べ飽きにくいです。
歯ごたえも硬すぎず柔らか過ぎずで丁度良いと個人的に思っています。
一番やりやすいのは食事前にキャベツだけバリバリ食べてから、食事を始めるという方法です。
一人暮らしじゃないと、ここまでの調整はやりにくいかもしれませんが。
現代人は噛む回数自体減っていますので、噛むことの大事さを感じるためにも一度試してみると良いかもしれません。