ケガは一か所すると連鎖的に起こることがある
体のどこかを痛めると、そこをかばうことなどで、他の部位に過剰な負荷がかかることで、問題なかった部分にまで悪影響を起こすことがあります。
僕が現在その状態の真っただ中なので、その様子と現在行っている対応などについて簡単に書いていきます。
最初のケガは右肋骨
僕自身サッカーやフットサルをこれまでもしてきているので、足首などは幾度となく痛めているのですが、上半身の負傷は初めてでした。
これは自転車で走っている時に事故に巻き込まれたことが原因です。
サイクリングコースは近年ロードバイクなども走るので、かなり高速で移動する場所になりつつあります。
僕の前を走っているロードバイクが対向車線から無理に追い抜きをかけて(あまり道幅の無い所だったこともあり)こちら側にはみ出してきた自転車とぶつかってしまい、それに巻き込まれた感じです。
幸い転んだ直後は擦りむいたくらいで、痛みもそこまでなかったのですが、次の日になると右の肋骨が傷んで起き上がれない、咳やくしゃみをすると地獄の苦しみという状態になりました。(多分折れてた)
コロナ禍ということもあって、フットサル自体ほとんど開催しなかったので、体を休めるには良いタイミングではありましたが・・・
それから2カ月くらい経過した頃には、痛みの方もだいぶ良くなり(慣れただけという話も)、感染症対策も緩やかになってきたこともあってフットサルが始まりました
この時には市販の痛み止めを飲めば問題なくプレーできるようになりました。
フットサルを再開したチームは非常に活気があり、活動も今までの分を取り返そうという感じの頻度と強度で行われていて、あちこちのチームから連日のように参加できないかと持ち掛けてもらい、かなりの頻度でフットサルをしていました。
するとある日、右膝が痛い
動かせないほどではないし、鈍い痛みではあるものの違和感がある状態
これは騙し騙しやれる程度と判断して様子見
膝を騙し騙しプレーする事1カ月程度経ち、それにも慣れたと思った頃
フットサル最中、急に左足のアキレス腱の辺りに痛みがでました。
ちょっと足を普通に動かせず引きずる感じじゃないと歩けない。
当日はすでにアドレナリンが出ている状態&痛み止め(常備してるものどうかと思うけど)を飲んで何とか凌ぎましたが、帰る時には足をズルズルとやや不審な歩き方で帰りました。
帰宅後に患部を見てみるとアキレス腱がポッコリ腫れている・・・触れるだけで痛い
調べるとアキレス腱炎というものらしく、アキレス腱が強く引っ張られることや、アキレス腱に負担がかかりすぎるとなるということでした。
体の見直し
ここまできて、ようやくこれらのケガには関連性があり、体全体に何か問題を抱えているということに気が付きました。
簡単に言うと
右肋骨を痛める→そこを動かさないように右上半身を動かさない→右足に過剰な負担→右膝を痛める→体の右側の使用を控える→体の左側に負荷がかかる→左足のアキレス腱炎になる
という感じです。
このままいくと更に変な体の使いかたをしてどこか痛めるだろうと予測もできました。
この頃、右の肋骨はすっかり痛みも無くなったので、少し全身の柔軟性や固まり方をチェックしてみることにしました。
全身のストレッチをしてみて気が付いたのは、次の2点です。
①右に体をねじる動きは体が硬くなりすぎて上手くできない
左に比べると右の柔軟性は半分程度・・・
これでは上半身が動かない分をどこかが代償的に働かないといけないので体に負担がかかるのも当然と言えます。
②下半身もガチガチ
下半身は太ももからふくらはぎまでガチガチ、お尻も柔軟性を失っていて、ストレッチで伸ばすと伸びる感覚より先に痛みを感じるレベル(笑)
これらを実感してからは毎日ストレッチやヨガを30分以上行うようになりました。
その結果として、アキレス腱の痛みはわずか3日でなくなりました。
恐らく太ももやふくらはぎが柔軟性を失った結果アキレス腱を引っ張ることになってしまうことで痛みが出ていたので、太ももやふくらはぎが柔軟性を取り戻せば、アキレス腱も元の位置に戻ることができた、というところでしょう。
上半身もストレッチを重ねるほどに背中から全体的に緩んでくることを実感することができ、可動域が広がりました。
右膝だけは物理的な痛みもあるようで、いまだ痛いタイミングがありますが、こちらも少しずつ改善しています(長引きそうなら通院予定)
反省
今回の件で痛感したのは、発端が事故だとしても、痛むことを理由にアフターケアを疎かにしたことにあると思います。
最近のトレーナーさん達は痛みがある部位も(全部ではないけど)動かすことで血流を良くし、その部位に酸素と栄養を送り込んで早く治すという考え方になってきているそうですから、「痛いから動かさない」「他の部分で何とかする」という安易な考え方が今回の連鎖的なケガの根底にあったと言えます。
特に社会人になるとウォーミングアップやクールダウン、ストレッチなどが自分の裁量で行えるようになるので、やる人はしっかりやるけど、やらない人は全然やらないという状況になりがちです。
今回の反省を生かして、現在行っている毎日のストレッチやヨガは毎日は難しくても習慣的に行うようにして、自分の体の様子を常に把握するようにしていきたいと思います。
たぶん、僕のように体の硬い人ほどストレッチ嫌いなんですが、硬いからこそ必要なんでしょうね。