暑い日のマスク着用では熱中症になりやすい
感染症予防のための新しい生活様式で推奨されているマスクの着用。
これは唾液などによる飛沫感染を予防するためのものなのですが、一方で熱中症の原因となる可能性が高いことが示唆されています。
マスク着用が熱中症につながる理由
では、どうしてマスクを着用すると熱中症になりやすくなってしまうのでしょうか?
大きな理由は2つあります。
マスクをすると熱がこもる
マスクをするとどうしても息苦しさがあります。
これはマスクをすると吐いた時の息がマスク内にこもってしまうためです。
そして息を吐くとマスク内に温かい息も残ります。
本来であれば逃げていき温かい空気がこもることで顔周辺の温度が高い状態がマスクをしていない状態よりもかなり高くなります。
体の温度が下がりにくい、呼気がこもることで顔周辺の湿度も高くなり、熱中症の原因である高温多湿状態が作られてしまいます。
水分補給が疎かになる
夏場の熱中症防止にはこまめな水分補給が重要ですが、これが疎かになりがちです。
これは水分補給をする際にマスクを外すという手間が追加されるためです。
マスクを外してペットボトルや水筒で水分補給をすることは案外面倒に感じてしまいます。
すると、水分を摂取する回数などが無意識に減少してしまうことがあります。
僕も実際に外に歩き(走り)に行く際に今までよりも水分補給が面倒で疎かになってしまいがちなことを痛感しています。
実際、水分補給の為にマスクを顎のところに下す方法は、顔についたウイルスなどがマスクの最も重要な部分に触れることから避けるようにしなければいけません。
こうなると、歩きながらの水分補給なども難しくなり、立ち止まったりしないといけないとなり、どうしても疎かになってしまいます。
あの走り始めたり、歩き始めると止まりたくなくなってしまう感覚は何なんでしょうかね(笑)
注意点
マスクをすることが熱中症のリスクを高めることは国としても気づいていて、周囲に人がいない状況ではマスクを外すことなどもアナウンスされています。
そうは言っても、頻繁に着けたり・外したりすることの煩わしさがあり、僕のように着けっぱなしにしてしまう人も多いと思います。
このため、自分のスケジュールの中でどのタイミングであれば長時間外しっぱなしでも大丈夫かを見極めて、頻繁に着脱しなくてもマスクを外して置ける時間を作ることをお勧めします。
僕は日中のパソコン仕事の間は近くに人がいないので、ここでマスクを取って生活しています。
開放感も得られるので、こういった時間を作るのはストレスを溜め込まないという点でも有効だと思います。
最後に余計なお世話ですが、マスク焼けに注意が必要です。
対策としては、
- 日焼け止め
- ツバの大きい帽子をかぶる
- 予め顔をある程度焼いておく
こういったところがあります。
顔にマスクの跡が残るのは避けたいところです・・・