テレワークの問題点として浮かび上がる運動不足
感染症予防・防止のために、人込みを避ける、通勤時の満員電車を使用しなくても済むようにするなど、テレワークの普及は人と人の距離を保つというソーシャルディスタンスの一つの要とも言える方法です。
一方でテレワークを行うことで生活範囲が一気に狭まってしまう為、デスクワーカーのそもそも少なめだった運動量が更に減少してしまうことによる体重増加(肥満)という課題が見えてきています。
NHKで2020年6月頭の緊急事態宣伝が解除された段階での調査によると、サラリーマン6割がテレワーク導入後に体重が増えたと答えているというものが出ていました。
テレワークで体重が増える理由
では、テレワークで実際に体重が増える理由はなんでしょうか?
- 通勤しないことで歩く量が減る
- 食事量は変わらない
この2点が主な体重増加の原因となります。
例えとして、僕の生活を挙げてみましょう。
通勤しないことで歩く量が減る
僕はこの記事を書いている段階では自宅から職場まで徒歩で15分~20分という環境にいます。
仕事はほとんど自分の机の前から動かずにパソコンを使用しています。
すると、1日の中で歩くのは基本的に通勤時に限られます。
そうはいっても通勤だけで1日8000歩程度歩いているので、実は通勤ってエネルギーのいる活動だと感じさせられます。
そして、在宅勤務で1日中家にいる日にはこれが500歩~800歩程度まで落ちてしまいます・・・・
これが1日2日なら問題ありませんが、継続的になると、不足する数千歩が積み重なっていきます。
僕の場合で甘く見積っても7000歩くらいは低下しているので、10日で70000歩少ない、月の出勤は20日ちょっとくらいですが150000歩くらい少なくなってしまいます。
基本的に通勤の15~20分の運動がほぼゼロになってしまうのはかなりの痛手です。
実際に僕も体重が2㎏ほど増えた段階で「これはまずい」と判断し、家でかなりの時間を運動に充てるようにしました。
子どももいるので、その場足ふみ等を一緒にやりましたが、元に戻るのに1日30000歩足踏み(かなり無理をしてがんばった数字です)を2週間くらいでようやく元に戻ったので、一度増えると大変なことになります。
実際に通勤は歩いていないようで、それなりに歩いています。
僕は徒歩のみですが、駅まで、駅から職場までを合わせると片道で20分程度歩いている人はかなり多いのではないでしょうか?
その時間は実は貴重な運動時間であったと言えます。
食事量は変わらない
テレワークになっても1日を通しての食事の量は基本的に変わらないと思います。
昼に関しては質素になる人もいれば時間的な余裕から豪華になる人までいると思いますが、1日トータルで考えると、そこまで食事の量は変わらないと思います。
食事の量が変わらない状態で運動量が少なくなれば体重が増えてしまうのは当然と言えます。(元々の事量が足りない、あるいは体重が減少傾向だった等の例外はありますが・・・)
運動量と食事のバランスが崩れてしまうという点も見逃せない体重増加の原因となります。
テレワークで体重を増やさないポイント
一番わかりやすいのは、通勤しないことで減少した分の運動を補うことです。
個人であれば僕のように家で体を動かしたりトレーニングをすること
会社単位で取り組むのであれば朝のラジオ体操や、就業時間内にみんなで体を動かす取り組みを入れ込むなどが必だと思います。
僕は以前、仕事中に体に負荷をかけて何とかできないかと、空気イスをしてみたり、色々試しましたが、肝心の仕事への集中力が低下してしまうので、時間を区切って仕事するタイミングと体を動かすタイミングを別にする方が、リフレッシュという点でもおススメです。