朝食はなぜ毎日同じものになりやすいのか?
朝食は決まったものを食べるという方は多いと思います。
あるいは仕事や学校のある日は同じもので、休日のみ少し従うものを食べるという方も多いようです。
昼や夜に毎日同じ食事が続いたらすぐに飽きてしまうのに、どうして朝だけはそういった状況を許容できるのでしょうか?
朝は時間が無い
朝はギリギリまで眠っていたいし、出かける準備も忙しい。
もっとも朝食が固定される理由として多いのはこの理由だと思います。
- 手軽に作ることができる事
- 朝の支度のルーティンとして取り入れやすい事
- 食べる時間も同じ内容なら読みやすい事
限られた時間であるからこそ、習慣として内容も同じ方が安定するという感じです。
そして、食べ飽きないかどうかという点に関してですが、これは「食べ飽きるよりも効率重視であるため、二の次となっていてあまり気にされない」というのが実際のところでしょう。
朝ごはんがいつも同じなのは、その方が出かける準備が最優先される忙しい朝については都合が良いからという事ができます。
朝食の二極化
僕の同期の栄養士に「朝はブラックコーヒーを流し込むだけ」という人がいます。
その反面、「毎朝アサイーヨーグルトに、スムージーに・・・」と固定されているとは言っても非常に凝っているメニューを食べている方も見受けられます。
この2つのケースで何が違うのかというと、求めるものです。
朝の時間確保の為に食事をどんどんシンプルにした結果、最終的には何も食べないにたどり着いてしまった人と、効率は最低限求めながらも、その中で健康的な食品を取り入れる事へのこだわりをどれだけ出せるかを求めたケース。
最も多いのはこの両方の中間まではいきませんが、トーストにバターやジャムを塗ったものとコーヒーで済ませるというようなシンプルな方に寄った方が多いように思います。
僕も学生時代はそんな感じでした。
トーストにコーヒー牛乳にヨーグルト、休日にはこれに目玉焼きが付いたり。
今考えると部活の朝練の為とは言え、食事を疎かにしたのは反省しきりです。
特にヨーグルトと牛乳だけではたんぱく質も足りないし・・そもそもエネルギー自体十分に摂取できていない・・・これで良いパフォーマンスの練習なんてできるはずがなかったのに。
と、反省は置いておいて、このように朝はそれぞれの都合に合わせて朝食が決められていきます。
一方の昼食や夕食だと、何を食べたいかという部分の比重が大きくなります。
昨日はあれを食べたから~なども考慮するようになります。
時間的に暇という事は無くても、朝ほどではないことがほとんどなので、内容にも変化などを求めるようになっていきます。
まとめ
人間にとって食事は生きていく上で非常に重要です。
ですが、あるタイミングでは、一回の食事を飛ばしてでも優先すべきことなどが発生します。
仕事や宿題の提出期限が迫っていて食事をしている暇もないなどが分かりやすいですし、何かに熱中している時には食事することすら忘れるという表現もあります。
こういったものの中に朝の忙しい時間の食事も入っていて、中にはその準備が食事よりも大切であるということから朝食をほとんど食べない等のケースが出てきてしまいます。
それを防止するためには効率的な朝食を作る・食べるというルーティンを作ることが方法として有効であることから朝食はテンプレートの内容に固定されやすいと言えます。