管理栄養士資格を持つメリット 取れるうちに取っておくのが良い

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勉強

管理栄養士資格を持つメリットやデメリットなど

管理栄養士は個人的には栄養士になったのであれば自己研鑽を兼ねて勉強を行い、取っておくべき資格だと考えています。

 

その一方で、管理栄養士の受験資格を持ちながらも試験を受けないという栄養士も数多くいます。

 

今回は僕が管理栄養士資格を取っておくべきと考える理由と、管理栄養士を取り巻く環境から取らないという選択を行う人の話について書いていきます。

 

管理栄養士資格を取っておくべき理由

僕が管理栄養士資格を取っておくべきだと考える理由としては下記のようなものがあります。

一つずつ簡単に説明していきます。

管理栄養士資格は一回取れば一生もの

これは問題点でもあるのですが、管理栄養士は一回取ってしまえば一生更新などの手続きすら不要で肩書としてついてきます。

 

国家試験はたしかに事前の勉強など大変ですが、一生ものの資格の為と思えば勉強に充てる時間は少ないと言えるでしょう。

 

ただ、この制度にはデメリットもあると感じていて

 

定期的な更新がないので、一度取ってしまえば、その後何の勉強をしていなくても良いということになってしまう為、同じ管理栄養士でも知識量など天と地の差があるという状況になっています。

  

実際資格を塩漬けしているケースで、仕事からかなりの年数離れていて、自分で情報を収集していない場合もありえます。

 

大げさに例を挙げるとすれば、食事摂取基準ではなく、まだ栄養所要量を使用した時代に管理栄養士になったけれど、その後仕事をせずに情報の収集も一切行っていなければ、「食事摂取基準とはなんぞや?」という管理栄養士がいることもありえます。

 

海外のこういった分野の先進国では数年に一度資格更新のためのテストがあるので、資格を失いたくなければ嫌でも勉強する時間を作ることになり、自然とその資格を持つ人の知識量等の最低ラインは保つことができます。

 

本当はここまでやってこそ資格の価値を高める・維持するということになるのでしょうが、日本では今ある仕組みを変える事は難しいでしょう。

 

肩書きは名刺代わり

管理栄養士資格を得るためには国家試験をクリアしないといけないので、当然、そのレベルの知識はあるということを証明する名刺代わりのものになります。

 

これは他の専門的な資格についても同じことが言えますが、一部お金だけ出せば取れる資格もあるし、専門職と言ってもすべて同じ価値でもないので、持っていることで証明されるのは、「最低限このくらいはの話は通じるというライン」になります。

 

僕は普段は栄養士と名乗っていますが、医療関連の業者さんなどが絡む仕事の場合には、相手方はこちらがどのくらいの話なら理解できるのかを肩書に求めてくる部分もあるので、しっかりと管理栄養士であることを名乗っています。

 

話がスムーズにいく方を都合良く名乗っている感じです。

 

本当はどんな場面でも管理栄養士であることを表明しておく方が良いのでしょうが、栄養士の職場の多くが管理栄養士である必要性が低いので、話が面倒な方へ向いたりするんです・・

 

管理栄養士を持つことで就職(転職)先が広がる

当然仕事によっては管理栄養士しか必要としていないことがあるので、管理栄養士を持っている方が有利です。

 

管理栄養士は栄養士業務出来ますが、栄養士が管理栄養士業務をすると加算が付かなかったりするので、基本出来ないようになっています。

 

ただ、僕の転職活動経験として、「うちでは管理栄養士生かせないから・・」という二の足の踏み方をする会社がありました。

 

こちらを気遣っているのか、昔管理栄養士を雇って痛い目に合ったのか分かりませんが。

 

まぁ、個人的にはそこまで管理栄養士であるというプライドを持っているわけではないので、その職場職場に合わせて仕事をするし、管理栄養士として切り開けるところがあるなら働きかけるだけなので、あんまり気にしないのですが、そういう人ばかりではないようです。

 

(微々たるものであっても)お給料または資格手当が上がる

栄養士と管理栄養士では基本給が違ったり、資格手当が違うことが多いです。

 

上記のように相手側が管理栄養士を雇う必要のない業種である場合には管理を持っていようが同条件というのはもちろんですが。

 

現在の僕の職場では資格手当が異なります。

 

ただ、栄養士との違いがわずかなので、これでは積極的に試験を受けて管理栄養士になろうという気にならないので、手当を上げてもらえるように働きかけているところです。

 

管理栄養士必須の施設もあるのに管理栄養が不足気味なのはどうにかして欲しいところ。

 

特に医療系では管理栄養士である前提のところが多いので、資格手当が数万円というのも珍しくありません。

 

やはり専門性が高い仕事になるほど資格に対する価値も高まるという感じです。

転職時の幅を広げるために管理栄養士も持っていると、収入増も狙えるので、おススメです。

 

管理栄養士を取らないという選択

一方で頑なに管理栄養士にならない栄養士もいます。

 

僕の職場では、管理栄養士を持っていると大変な現場に異動になる可能性があるという理由で取らない人が実際にいます。

他にも管理栄養士だと栄養士に指示を出す立場になるところも少なくはないので、そういう立場になりたくないということで、栄養士のままでいる方もいます。

 

介護を始めとする施設では管理栄養士は一人いれば良いので、自然と責任が重くなります。

 

そういった責任を嫌って管理栄養士にならなかったり、管理栄養士でありながら栄養士枠での採用を希望したりする方もいます。

 

僕は以前病院に勤務していて、そこでは管理栄養士にならないと栄養指導はおろか、事務仕事にも入れず、完全に調理スタッフとしての下積み生活を送るルールになっていたので、栄養士はみんな「絶対に管理栄養士になって厨房から脱出してやる!」というギラギラした感じを持っていたので、転職してきた際にはそのギャップに驚いたりもしました。

 

個人的には調理も好きなので、まったく厨房に関わらないとそれはそれで寂しかったりもするのですが(笑)

 

実際僕は管理栄養士を持っているので、新規オープンの施設の立ち上げに参加したり、色々な経験をさせてもらっていますが、こういったチャレンジのある仕事をしたくないという人が栄養士に留まるような気がします。

 

それが良いか悪いかは分かりませんが、向き不向きはあるのかもしれません。

 

管理栄養士を後で取ろうとすると難しい

では、管理栄養士になることを避けて、ある程度の年月が経ってから、必要になったから試験を受けようとすると、様々な苦労がでてきます。

 

社会人は時間がない

学生時代に資格をとるのが最も合理的です。

学校の勉強と並行して行えるカリキュラムだからです。

 

僕は当時専門学校卒で、実務経験を2年積んでからの受験が必須でしたが、仕事しながらの勉強はなかなか大変でした。

 

運良く初回の試験で合格できましたが、ここで落ちていたら次の年までモチベーションが保ったかというと難しかったのではないかと思います。

 

そして、管理栄養士試験のカリキュラムもいつまでも同じというわけではありませんし、栄養に関する情報も年々更新されていきます。

 

僕が学校で習った情報の中にはすでに昔とは違う見解になっているものもありますし、そもそもテスト範囲が以前とは違います。

 

例えば僕が来年の管理栄養士試験を受けようとするのであれば、まったくゼロからスタートすることになりますが

卒業してすぐであれば、その時持っている情報にプラスアルファしていけば良いだけです。

 

勉強時間の確保の大変な社会人が、勉強量についてまでハンデを抱えるというのは実に大変です。

 

後で取れば良いというのが、難しい判断だというのがお分かりいただけると思います。

 

しかも、結婚や子育てがそこに加わる可能性もあるわけですし、脳は若い頃の方が記憶もしやすいです。

 

一生取らないという選択も否定はしませんが、個人的には取れるうちのに取っておくことこそをおススメします。