使いにくくなった、壊れた調理器具は早めに買い替える
家庭でも仕事でも料理をすることは毎日の事なので、使用する道具は少しずつ消耗・劣化していきます。
少しくらいどこかが壊れても使用することができるものがほとんどですが、そういったものを無理矢理使い続けるよりも、消耗品と割り切って新しいものに買い替える方がメリットは多くあります。
今回は買い替えるメリット、買い替えないデメリットについて書いていきます。
調理道具を新調するメリット
調理器具を新調するメリットについては以下のようなものがあります。
・包丁は刃が無くなればそもそも切れない
・壊れた器具を無理矢理使うと、作業効率が落ちる
・この角度なら使えるなど無理をすると変な癖がついてしまう
・劣化が原因で使いにくくなってしまう
・壊れ方によってはケガにつながる
纏めると、壊れたものを使うという変わった(本来不必要な)スキルが身についてしまい、反面作業効率は下がってしまうというものになります。
分かりやすく包丁を例に
・刃がない所まで使い込むと、いくら研いでも切れなくなる→無理矢理切ると力技になる→切り口が荒くなる・ケガをした際大けがになりやすい
・持ち手の部分が劣化すると、ちょっとした拍子に持ち手が外れてしまいケガをしたり、すっぽ抜けて誰かにケガをさせてしまったりという原因になる
刃物は特にケガに直結しやすいので注意が必要です。
まな板も少し曲がっているのに使うとキレイに切れない原因になり、安定性が欠けることからケガの原因になります。
このようにちょっとした事の不都合を見逃すことがいざという時のケガになってしまうこともあります。
どこかを節約しようとした結果として通院費がかかってしまう、ケガが原因で家事や仕事ができなくなってしまうのは大きなデメリットです。
道具は良いに越したことは無い
同じ包丁ならどれでも良いのでは?
こういった考えは最初誰しもが思うところです。
ところが、いざ高価なものを使用してみると、その道具の便利さに舌を巻きます。
中途半端な価格のものだと非常に分かりづらいですが・・・
ある程度の経験を積んだら、こういった道具を正しく使用して、良い料理を作っていくことが料理上達の近道だと思います。
現に有名な料理人は良い道具をそろえています。
僕の家での買い替え体験
炊飯器が古くなり、ごはんが炊けた後、釜にこびりついてきれいに取れない、洗っても落ちづらいという状態だったので、思い切って新しいものに買い替えました。
すると、もちろん新しい釜はきちんとコーティングされているのでごはんはこびりつかないし、炊きあがりがふっくらになって美味しいし、どうしてもっと早く買い替えなかったのかと後悔するくらいの違いとなりました。
ごはんのこびりつき一つでも洗い物の時間は大きく変わりますし、毎日のちょっとしたストレスが溜まらないという面でも非常にありがたいところです。
このように調理に使うほとんどの道具は消耗品であり、新しいものにするだけのメリットはあるといえます。
何も最新の商品でなくても、少し型落ちしたものの新品であれば古いものよりは良いし、現在よりも効率的になりますから、計画的に買い替えることをお勧めします。
買い控えた方が良い商品も
一方で、流行の道具については買い控えた方が良いこともあります。
流行しているから買ったものの、最初使って後は棚にしまったまま・・・なんて道具はそこそこの家庭で抱えているものです。
たまにしか使わないものであれば劣化もすくないので、余り奮発したり、目新しいものを購入する必要はないと思います。
買い替えるのではなく、今までに無かったものを購入する際は良く検討することが必要です。
まとめ
今回は調理器具を買い替えるメリット、簡単に劣化した調理道具を使い続けるデメリットについて書いていきました。
これを書いた理由として、家庭よりも職場として厨房の方がお金にこだわりすぎて不都合な道具を使い続ける傾向があって、それを美徳とする価値観もあり、個人的にそれを不満に感じていたというものがあります。
予算があるのであれば、必要なものは買い替える。
その決断もまた仕事の一つだと思っています。
現場の人の(壊れた道具を上手く使うというような)特殊な技術に支えられるのではなく、きちんとした調理技術で勝負する厨房やキッチンにしたいものです。