筋肉は消化吸収能力の高い太っている人にこそ付きやすい

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太った男性のウエイトトレーニング

太っている人は筋肉がつきやすい

一般的に肥満は「悪」のように言われています。

 

生活習慣病をはじめ、健康面でのデメリットが多く報告されていること、外見上分かりやすいので、指摘されやすい点などが背景にはあります。

 

たしかに肥満である状態をそのまま放置しておくことは健康面では小さくないリスクになります。

 

一方で、ウエイトトレーニングで筋肉をつけようという際には、肥満の人ほど筋肉が付きやすい傾向があります。

 

肥満の人の特徴と筋肉の関係

満になる人は、基本的に消化吸収機能が高くなっています。

 

これは太りやすいという原因にもなるわけですが、食べたものを体がきちんと利用できること自体は良い事です。

 

簡単に言うと消化器官が強い

 

消化器官が疲れやすいと食べたものが栄養にならず、「食べているのにおかしいな・・・」

ということになります。

 

この状態はアスリートだけでなく、過労気味に働く社会人などにも当てはまる現象です。

 

特に運動をしている人にとっては運動して痩せていくのは筋肉が増えていない(減っている)ということにもなるので、体重制限のある競技以外ではマイナスの要因を生むこともあります。

 

ウエイトトレーニングの効果と消化吸収能力

ウエイトトレーニングを始めそれなりの期間が経過すると

 

ある頃から筋肉が付きづらくなった

体が大きくならない

この2点についての悩みが非常に多くなります。

 

この原因として

運動量に比べて摂取するエネルギーやたんぱく質が足りていない

足りるだけ食べていても、きちんと消化・吸収ができていない

 

トレーニングと同様、またはそれ以上に食事内容や摂取するたんぱく質量が重要になっていきます。

 

ここで、肥満と言われていた人たちの強靭な消化器官は違いを作り出していきます。

特にたくさん食べることができるというのは一種の才能とも言えます。

 

食べることができる=消化・吸収がきちんとできている

 

消化不良であれば、食欲は湧きませんから、食べる意欲は一種のバロメータとなります。

 

こういった点から太っているということがウエイトトレーニングにおいては強みになります。

 

太っている方には有酸素運動はおススメしない

個人的な話しになりますが、肥満の方にはあまり有酸素運動と言われるウォーキング、ジョギング、自転車などはおススメしません。

  

無酸素運動と言われるウエイトトレーニングでは、太っていることの強みを生かせますが、有酸素では強みが生きないどころか、太っているがためのデメリットばかりが目立ちます。

 

主なデメリットとして

膝に体重分の大きな負荷がかかってしまうのでケガをしやすい

痩せている人よりも長時間の運動に向かない(辛い)

短い期間に痩せすぎると皮が余ってしまう

この3点があります。

 

僕個人の価値観になりますが、太っている人はウエイトトレーニングを始めたら、有酸素運動は必要ないとすら考えています。

 

上記に書かなかった有酸素運動のデメリットに「筋肉も燃やす」というものがあります。

 

せっかく強みを生かして筋肉を増やしている最中にそれを燃やすというのは非効率的だと思っています。

 

ただ、単に体重という数字を短期間で減らそうというダイエットでは、有酸素と無酸素運動の両方を推奨しているところもあります。

 

こういったところは商売的にも短期間で結果を(数字という形で)出すことを重要視しているためです。

 

運動を生涯に渡る習慣とし、長期的に見てかっこいい・美しい体を作り上げることを目標にはしていません。

どちらを選ぶかはもちろん本人次第ですが。

 

ちなみにラ〇ザップさんがCMでダイエットのビフォーアフターを流しますが、たまに男性でもアフターの映像で上半身裸ではないことがあります。

これは短期間に痩せすぎた結果としてお腹の皮が余ってしまい、せっかく痩せたのに人に見せられない体になってしまったのだろうと容易に想像ができます。

 

まとめ

太っている人はウエイトトレーニングなど無酸素運動でこそ強みが発揮され、普通の人よりも良い体を作りやすい。

 

一方で有酸素運動では目立ったメリットはなく、多くのデメリットを抱えやすい。

 

太っているから運動に向いてないと以前は考えられていましたが、実は胃腸の性能から言うとエリートであり、運動の効果を得やすいと考えられるようになってきています。

 

最初は無理のない強度から初めて、体づくりをしてみませんか?