健康は年齢に合ったくらいを求めるのが健康的
日本人の平均寿命は延び続け、生活習慣病などの知識も一般的となるなど、健康に関する意識は高まるばかりです。
心身共に病気ではないという状態での「健康」であればすでに条件を満たしているにも関わらず。こんなにも健康というものを追い続けているのはどうしてでしょうか?
そこには年齢を超えたものを追い続けるという壮大な目標と苦労があると思います。
年齢を考慮して健康状態を考える
人間誰しも加齢から逃れることはできません。
そのため、年齢はある程度考え方のベースになるべきですが、最近の「健康」というフレーズには
20代前半の頃の状態を取り戻したい
こういった少し無理な願望が見え隠れします。
この背景には芸能人や海外のセレブの中には年齢を全く感じさせない人も見られるためで、その人たちの食事を始めとした生活習慣を真似ることで、同じような恩恵を受けたいと考える人も多くいます。
健康を始めとした流行の発端がこういったテレビの中の人であることは非常に多くなっています。
ですが、こういった一部の例外的な人たちは体のメンテナンスにそれこそ桁の違う金額や時間をかけています。
もちろん私たち同様に食事などにも気を使っているでしょうが、その他のことについても想像を超えた金額と努力が隠れているのは間違いありません。
こういった方々の真似できそうなところだけを切り取っても同じようにはならないでしょうし、そもそもこういったテレビの中の人たちでさえ、すっぴんがどうなっているかは分かりません。
ここまでは女性的な目線の話でしたが、男性ではどうでしょう?
僕個人の感想ではありますが、学生時代の運動ができる状態を取り戻そうと考えている方も少なくない気がします。(僕もそんな中の一人です)
今の自分が昔ほど走れないのは、年齢のせいというよりも食生活が良くない・運動習慣がないためだ!
だから、健康に気を使うことで昔のように戻れるのではないか・・・・
まぁ、口では無理だと言っても理想はそんな感じです。
こういった年齢を無視した理想を追いかけ続けると、様々なところに無理が出てくるので、健康についての目標設定もそこそこにすることをおススメします。
無理な健康を追いかけるデメリット
では、高すぎる健康目標を追いかけることのどこにデメリットがあるのでしょうか?
金銭的なデメリット
基本的に健康をウリにしている商品のほとんどが安価ではないものなので、金銭的な負担が大きくなり過ぎ、体は軽くならずに財布が軽くなってしまいます。
生活が縛られる
食べるものに気を使いすぎると、あれは食べられない、これは食べられるなど、食生活を狭める原因になります。
食べもの以外でも、あれは健康的だ、これは健康的ではないとあまりにもこだわりすると生活の自由度が失われてしまうので、それがストレスになってしまうこともあります。
ストレスは健康や美容の大敵ですから、あまりに自分を縛ってしまうことは禁物です。
運動もやりすぎは体に毒
トップアスリートの多くは体に故障を抱えたまま運動を続けているので、引退後の日常生活に何らかの支障が出ることもあります。
それと同様に運動もやりすぎてしまえば体に悪影響を与えることもあります。
特に年齢を重ねると、柔軟性も失われていくこと、軟骨なども減少していくので関節への負担なども大きくなることなどもあるので、体のケアも十分に行わないといけなくなります。
特に腰や膝に関しては強い負荷に耐えることが困難になっていきます。
健康のためのランニングなどで膝を痛めてしまうのは良く聞く話です。
年齢ごとの健康とは?
健康にいくら気を使っても病気になることはあります。
運動もやり過ぎればケガの原因になります。
基本的には、誰かと(競技や仕事の都合上などで)競争する要素がないのであれば、太りすぎや痩せすぎに気を付け、アルコールの過剰摂取や食べすぎに気を付けるという基本的な部分を無理なく習慣化させることが一番重要だと考えています。
きれいになりたいと絶食するなどの極端な行為は恐らく求める健康からは遠ざかる行為ですし、目先の美しさも失わせかねない行為です。
何事もやりすぎない程度に人生を楽しむという感覚が大事だと思います。