目次
ダイエット(体型)についての他人からの評価は参考程度に
ダイエットをする人は多くいますが、その中で知り合いの「もっと痩せた方が良い」という評価を聞いて始めるということを意外と多く耳にします。
こういった他人の評価は参考にする分には有効ですが、あまりにも気にし過ぎるとデメリットもあります。
今回は他人の評価を気にし過ぎることで陥りやすい問題点について書いていきます。
他人の評価の問題点 ①基準が曖昧
太っているかどうか、外見上のボーダーラインは人によって非常に曖昧です。
そして個人差があります。
太っている人にどれだけ反応をするのかはそれぞれです。
良くある話としては若いカップルで、彼氏から「もっと痩せた方が良い」と言われて、そもそも太っていない女性がガリガリになるまで痩せ続けてしまう。
その彼氏以外はそんなこと思っていない場合に、別れた後痩せすぎな彼女は幸せになるために苦労を強いられることに・・・
身近で大切な人の言葉となると重く捉えがちですが、それが健康的な問題でないのにひたすら痩せるように強要する場合などは、その人との関係自体を見直した方が良いでしょう。
うちの嫁さんは何度痩せるように言っても聞く耳を持たず、マイペースに生きてますよ(笑)
基本的には曖昧な評価に振り回され過ぎず、BMIなどの指標をもとにダイエットをすることが望ましいと思います。
体型の好みには上記の通り個人差が大きすぎるため、Aさんから「太っている」と言われても、その他大勢の方からは「別に普通ではないか?」と思われているなんてケースもザラにあります。
特にダイエットに成功してくると実は心の奥底で嫉妬し始める人なども出てくるので、他人の意見に流され過ぎないようにした方が良いでしょう。
他人の評価の問題点 ②健康面は考慮されない
特に若い女性同士の関係に多いのですが、痩せれば痩せるほど、「すごい!」という評価につながることがあります。
たしかにダイエットは大変な面もあるので、順調に体重を減らすことはすごいと言えます。
ただ、単純にどこまでも痩せて細くなれば良いなんてことはないのは皆さん承知のところだと思います。
でも、上記のような場面では痩せること自体がステータスになってしまっていることから、痩せ過ぎによる健康面での課題については誰も触れません。
すでに価値観が健康の方向を見ていないという感じです。
特に若い世代の女性では。痩せ過ぎの状態ではホルモンの材料となる脂質が不足することにより、女性ホルモンのバランスを崩して生理周期などに問題を抱えることがあります。
他人の評価を気にするあまり自分の体をボロボロにしてしまう様なことはないようにしたいところです。
他人の評価の問題点 ③メンタルに影響も
家族、友人、恋人などに痩せた方が良いと言われて、そもそも太っていない人が苦労を重ねてダイエットをした結果、拒食症になってしまったり、精神的に落ち込むようになるケースがあります。
これらは食べることが=太ることになってしまい、食べるという行為そのものに嫌悪感を抱いてしまうなどの理由から起こります。
元の体型に戻ることへの恐怖感、それによって周囲からまた痩せた方が良いという目で見られてしまうのではないかという危機感などもその背景にはあります。
基本的に自分に近しい人の言葉ほど大きく受け止めてしまいます。
何気ない一言が相手の人生を変えてしまうこともあります。
何気ない一言というのは恋人からの「僕(私)はもっと痩せている方が好みだな」という一言などです。
相手はそこに痩せて欲しいという願望を込めたつもりでなくても、相手からは現状の自分に対する非難と取れてしまうことが多々あります。
僕の個人的な意見を言わせてもらえれば、結婚などして、お互い年齢を重ねればお互いに相手の理想的な体型を維持することなどほぼ不可能なので、そこを許しあえない相手に執着する必要はないと考えます。
そんな僕は筋トレが趣味で嫁さんから、「あまり鍛えると気持ち悪いからやめて」と言われていますが、一向に辞めるつもりはありません。
そこはお互いの理想の違いということで、自己弁護させてもらうのであれば。よその家族からは好評だったりしますし(笑)
ダイエット時の他人の言葉は参考程度に まとめ
たった一人の評価のために自分の体型を変えることについて、ここまで否定的なことを書いてきましたが
「この人の為ならば」という考え方も否定はしません。
生涯たった一人にでも愛されれば十分であるという価値観も理解できるためです。
ただし、これがたった一人の為に他がないがしろにされるという状況であれば、その意見は否定させてもらいます。
このように、理想の体型とか、外見上の好みだけでなく、個人個人の哲学的な部分に関わる問題なので、あまり他人の哲学には振り回されないことをお勧めします。