ドラクエウォークで健康に ポケモンGOやハリポタと異なるゲーム性
ドラクエウォークは歩くことで様々な恩恵を受けることができる地図と位置情報を利用したゲームです。
歩くことがストーリーを進めたりする上で必須になるため、運動量増加の切り札とも考えられているこの手のアプリの新作である本作について、
・運動量の確保につながるのか?
・ドラクエウォークのアプリ評価が賛否割れている理由は?
・ポケモンGOやハリポタとの違いは?
この3つについて、実際にプレーしてみた感想を含めて書いていきます。
ドラクエウォークは運動量の確保につながるか
いきなり結論から入りますが、健康的になるための運動量増加には大きな期待ができます。
これはポケモンGOの頃から分かっていることでもありますが、ドラクエウォークはさらに一歩、歩くことに特化して感じに仕上がっているので、個人的にその効果に期待しています。
運動量がどう増えるのか?
僕は運動習慣がある方のタイプになりますが、運動量は微増です。
そして、運動習慣のなかった友人はかなり効果的だと実感しています。
運動習慣のある人でも運動量が増える理由として。
ドラクエウォークは、ストーリーを進めるためには、最低でも150m以上先に目的地を定めて、そこにたどり着かなければいけないという縛りがあります。
この150mは絶妙な距離感で、少し歩くと到着してしまいます。
すると、
次のクエストをこなしてしまおう⇒さらに150m以上歩く、を繰り返して、気が付くとそれなりの距離を歩いているというイメージです。
更に、地図や位置情報の精度が微妙なことがチラホラ散見され、目的地周辺をウロウロしないといけない(50mまで近寄ればタップできるが、そこまで微妙に到達できなかったり・・・)この、ウロウロも知らないうちに一定量歩かされていることに後で気が付きます。
まさか、意図的に甘い設定にしているわけではないでしょうが。
そして、この目的地は毎日1回だけ、どこにでも設定できますが、それ以外はある程度ランドマークになっているポイントに設定する必要があります。
このため、
・いつもよりちょっとだけ遠回りして歩くとそこを通ることができる
・家や駅を少し通り過ぎれば目的地に到着できる
こういった状況が生まれやすく、いつもの運動量にプラスアルファが生まれます。
僕も先日フットサルの帰りに、疲れてまっすぐ帰りたい気持ちを抑えて、遠回りをして一つストーリーを進めました(笑)
運動習慣のない人は運動量が増える
ドラクエウォークで個人的に感心している点に
歩いて得られるメリットをはじめ、上手く歩くように作られているな、というものがあります。
上記のストーリーを進める方法もそうですが、その他にも
・歩くことで溜まるポイントで装備を手に入れるガチャができる
・効率よく敵をポップアップするためには歩いた方が時間効率的に高い
途中で敵が強くなり、レベリングと言われるレベルを上げる必要性が出てきますが、効率よく進めたいのであれば、クエストのレベルを少し下げてから歩き、どんどん敵を出現させた方が効率的です。
このように、歩くことで得られるメリットがあるので、ゲームに夢中になるほど歩く穂数が増えるという仕組みはしっかりとしていると思います。
ドラクエウォークのアプリ評価が賛否割れている理由は?
ドラクエウォークをインストールしようとする際にアプリの評価が低いことが気になった方もいるのではないでしょうか?
この点について簡単に説明していきます。
ドラクエウォークの評価が低くなる理由1:運営がコロプラであること
コロプラと言えば「白猫プロジェクト」というスマホゲームの名作を手掛けている会社です。
一方で、任天堂と白猫プロジェクトの操作方法の著作権について裁判を長々と行っていたり、ドラクエウォークの前に発表したアプリで不正ランキング操作が明るみになったりと、社会的信用を落としている会社でもあります。
このため、アンチコロプラとなっている人も多く、少しでも不満な点があると強くたたかれる部分があります。
コロプラお得意の闇鍋ガチャも相変わらず不評
コロプラの集金方法として、ガチャはすべての要素を含め、何が出るかは分からないという闇鍋ガチャがあります。
これがドラクエウォークでも健在で、変わらず不評です。
他社が運営していた場合には「武器ガチャ」「防具ガチャ」くらいには最低でも分けられていて、ユーザーは自分に必要なものを選んで引けるようになるでしょう。
コロプラの闇鍋ガチャは、ユーザーフレンドリーなど知ったことかと言わんばかりに不要なものを押し付け、必要なものが出る確率を減らそうという魂胆が見ているため、昔から不評ですが、これは最近出した他のアプリでも変えるつもりはないらしく、コロプラの代名詞となりつつあります。
変えないということは、儲かるということなんでしょうが、それでユーザーを逃がしてしまうと元も子もない気もします。
ドラクエウォークについてはまだ始まったばかりなので、みんな武器も防具も足りない状況であり、まだ不満は感じませんが、ある程度武器や防具が整ってくると、欲しいものが出にくいという特性上、不満は増えてくるので時限爆弾とも言い換えることができる諸刃の剣です。(そういえば呪われた武器の登場予定はあるのでしょうか?)
ドラクエウォークの評価が低くなる理由2:ゲーム性は低い
これは位置情報ゲームに共通することですが、歩くことに主眼が置かれているため、余りストーリーに奥行きを持たせても、自由に歩き回れるゲームの特性上回収することが難しい事があり、「ドラクエの新作が出た!」という印象で待たれてもそれを満たすことはできない側面があります。
「歩数計にドラクエ要素がついている」と捉えるか
「ドラクエの新作に歩数計要素がある」と捉えるかで満足度は天と地の差になるでしょう。
この辺りが評価が真っ二つに分かれるところでもあります。
ドラクエウォークの評価が低くなる理由3:システム面の甘さ
やはりシステム面の粗さは目立ちます。
ドラクエは老若男女に愛されているので、プレーするのは子供から大人まで幅広い層になります。
では、子供がプレーしても大丈夫かというとそうも言いきれない部分があります。
まず、クエストごとに推奨レベルがありますが、途中からこのレベルを全員が満たしていてもクリアできないということになります。
何のために推奨レベルを記載しているのか・・・
実際僕は第2章推奨レベル19のクエストでつまづいてレベリングに追われました。
武器や防具は最高レアのもの1つずつあり、そこまでに得られるアイテムで強化もしっかりとして、装備するこころも検討しました。
そこまでしたのに推奨レベルでクリアできない・・・
こうなると運営はきちんとテストプレーしたんですか?と疑問になります。
これがドラクエでなく、推奨レベルも特に書いていなければ気にならなかった点でしょう。
でも、小学生やそこまでゲームに詳しくない女性もプレーする可能性の高いアプリではこういった甘さは気になります。
位置情報の甘さ、駅から離れると関東エリアでもランドマークが不足するなど根本的に都心有利なことなども気になります。
開発スケジュールが押したのかもしれませんが、今後のアップデートでの修正などは期待したいところです。
個人的にドラクエウォークの良いと思うところ
少し批判的な意見を多く書いてしまいましたが、良いところももちろんあります。
・戦闘AIがそこそこ賢い
この手のアプリはAIの行動が不満であることは常ですが、ドラクエウォークでは、選択肢の中で良いものを選んでいると感じます。
※こころのおすすめ装備はかなり適当なので、こころの装備だけは手動をお勧めします。
・データは思ったほど使用しない
データ通信の頻度の割には使用する通信量は少ないと感じています。
僕は低容量の契約なので、これはありがたい。
良い点が細かいところばかりですが、こういったところのストレスの少なさは意外と大きなメリットです。
ポケモンGOやハリーポッター魔法同盟との違いについて
先行している位置情報を使用するアプリと比較した際にはどのような違いがあるのでしょうか?
使用している地図が異なる
ポケモンGOやハリーポッター魔法同盟と異なり、グーグルマップを利用しているため、ランドマークの位置などは違っています。
これは賛否分かれそうですが個人のし好という印象です。
ドラクエウォークはポケモンGOやハリポタよりも歩く
上記地図や機能の違いにより、ドラクエウォークはポケモンGOやハリポタよりも歩きます。
例えばポケモンGOはあるスポットに大勢押しかけて、そこに長時間滞在しながら限定ものをゲットしたり、ハリポタは個人的にショッピングモールに座り込んで延々プレーしたりと、立ち止まってプレーする・できる要素が多くありましたが、ドラクエウォークは歩いてなんぼと言わんばかりに歩かないと非効率的です。
ドラクエウォークのレイドボスは参加回数に制限があるため(基本1日1回)、これによってどこかが混雑するということもないでしょう。
個人的にはこれは良い点なのですが、「歩かないとダメなんて・・」という声もあるあたりは難しいですね。
キャラクター的の良さは両方の中間くらい
ドラクエウォーク最大の問題点は、モンスターが仲間にならないことです。
あれだけ愛着のあるモンスターをただ殴り続けなければいけないのは心苦しい限りです・・・
ポケモンのように連れ歩きたいというユーザーは多いと思うので、いつか実装されたら良いな、と思いつつ、無理だろうなと感じる部分です。
ハリポタは(戦闘?)勝利後の回収シーンがややグロかったので、子どもとやりづらいのが難点だったので、こっちよりは良い感じ。
このように位置情報を利用したアプリはいくつかありますが、自分に合ったものを探して、歩数計のおまけ感覚で楽しむのが長く続けるコツになると思います。