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運動量増加にポケモンGO等の位置ゲーが効果的
自分の現在地をスマホで読み取って遊ぶゲーム(位置ゲー)の代表としてポケモンGOがあります。
この人気はすっかり定着をした感があり、ハリーポッターやドラクエ、妖怪ウォッチなどがそれに続いています。
そんな位置ゲーが健康に対してどんなやくわりを果たすのかを書いていきます。
位置ゲーによる運動効果
位置ゲーの特徴として、ある程度移動することでスムーズに楽しめるというものがあります。
一か所に留まっていてもある程度遊べますが、ゲーム内機能をきっちり使った方が圧倒的に楽しいし、効率も良いという感じで、「移動することが前提のシステム」となっています。
更に安全性の問題点から、車での移動中に使えない(使いにくくする)という設定になっているので、どんなにサボろうとも、まったく歩かないというわけにはいかないようになっています。
このため、ゲームを効率よく楽しむための最良の方法として、歩き回るということになるので、ゲームを楽しみながら運動量を増加することができます。
どうしてポケモンGOはここまで評価に値するか
アメリカでの報道で
「任天堂は(当時の)オバマ大統領がいくら政策的に行っても成功しなかったアメリカ人の運動量増加の取り組みに対して、アプリ一本で解決してしまった」と最大級の言葉で表現していました。
通常の運動は元々本人に運動をする気がある場合などに行われるもので、そもそもスタートするハードルが高いという特徴があります。
更に継続して行う意志の強さも求められます。
これに対して位置ゲーのメリットは
・ゲームが好きな層に対して運動を行わせることができる
・本来インドア派である人を外出させることができる
このように運動に疎遠である層、特に運動が必要である層に対して運動をさせることができるという事が評価の高い点になります。
実際に僕も娘とハリーポッターの方をプレーしていますが、出かけることが億劫ではなくなり、むしろ効率的にプレーするために、積極的に外へ出るようになりました。
今なら旅行だと言われてもそんなに苦ではない気がします。
特にエリアによって出やすい敵やアイテムという概念がこういったゲームにはあるので、普段行かないところへ行く機会はチャンスということになります。
通常のゲームであれば効率的に行うには室内にこもって集中的に行う必要がありましたが、まったく逆になっているのが面白い点です。
更に位置ゲーは海外でもできますし。
人を外へと引っ張り出すツールとしては最良なのではないでしょうか。
ゲームによる歩きスマホにうるさくなくなった理由
昔は位置ゲーはスマホ画面を確認しながら歩くので危険だという話も多く報道されていました。
最近そこまでうるさく無くなった利湯としては
・プレー人口が落ち着いたこと
・スマホ画面を見ながらでなくても良いようにゲームが進化した
・位置ゲー関係なく歩きスマホが多くなった
こういった部分があると思います。
位置ゲーは画面を見なくても、施設や敵の出現を振動で教えてくれるようになるなど進化していて、歩きスマホの原因から遠ざかる一方、LINEやSNS、ニュースを確認するには画面を見る必要があり、歩きスマホの原因がこういったものに変わったことがあります。
ゲームだと目の敵にして叩く人が多い反面、SNSやニュースだと許容するというのは個人的には非常に不愉快だと感じる部分ですが・・・
車での事故についてもゲーム以外の用途でのよそ見が多くなっていることから、ゲームについてうるさく言われなくなったという面はあると思います。
愚痴っぽくなってしまいましたが、位置ゲー自体の進化によって安全性は高まってきているということです。
位置ゲーとウォーキングの違い
では、どうしてゲームだと歩くことができるのでしょうか?
まず、健康のために毎日ウォーキングをする場合には
健康というゴールが非常に曖昧なので、毎日作業的に歩くことになります。
これに対し位置ゲーであれば、結果がアイテムを手に入れるなどコレクション感覚の物で、しかも視覚的に分かるということから、スモールステップの目標達成がしやすい。
最終的な目標はゲームを有利に進める事かもしれませんが、その過程として自分が強くなる様子などが可視化されているという点が大きいです。
更に、同じゲームを遊んでいるユーザーが世界中にいるので、意欲が続きやすい点もメリットです。
そういった仲間はライバルでもあります。
競争意識も働くので、自然と続けやすくがんばりやすい環境が整っています。
位置ゲーは進化する
ある程度未来まで見据えると、位置ゲーはVR(バーチャルリアリティ)によって更に進化すると言えます。
外を歩く時に特別なゴーグルをかけると、普通の世界にアイテムが落ちているように見えたり・・・・
まぁ、実際に体を動かすと怪しい人なので、まずは閉鎖された空間でのアトラクションのような感じになると思いますが。
そういった感じで今後も位置ゲーは存在し続けるので、今のうちから慣れておくことも必要かもしれません。
位置ゲーと健康について まとめ
位置ゲーは一つのジャンルとして確立されたと言えると思います。
その功績はポケモンという世界的に通じるものと組み合わせた任天度によるものと言っても過言ではないと思います。
今後も細かい設定やキャラクターを変えたアプリなどが出てくるでしょう。
最後になりますが、僕と娘の休日の位置ゲーの楽しみ方として
「ショッピングモールで優雅にお茶をしつつ楽しむ」というものがあります。
位置ゲーの多くは高さの概念があまりありません。
高層の建物でランドマークが多いものがあれば、あまり動き回らずとも様々な機能を楽しむことができます。
そのエリアでできることをやりきったら、お店を変えるなどするだけで、効率的にプレーできるし、何となく贅沢な休日を過ごした気分にもなれます(笑)
本来の楽しみ方からすると邪道なのかもしれませんが、ショッピングモール内を多少は歩くのでそこは多めに見てもらうということで。