水も日にちが経てば菌が繁殖して腐る

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水

水も日にちがたてば腐敗する

水というと綺麗な印象があります。

ミネラルウォーターも水道水も

しかし、水道水も実は3日程常温に放置しておけば菌が繁殖するものです。

今回はこの水も腐るという現象について書いていきます。

 

水が腐る理由

水が不衛生になる理由は多くの場合で水を入れる容器にあります。

どんなに洗っても一般的な容器では菌が付着しているため、水を入れて数日置けば菌が繁殖してしまい不衛生な状態になります。

水道水は塩素が含まれているので非常に安全性が高いのですが、塩素の効果は長くて3日程しか持たないので、その辺りからは菌が繁殖しやすい状態が整ってしまいます。

さらに塩素は光に弱いので、環境によっては3日と持たずに繁殖しやすくなります。

 

ペットボトルの水や飲料の賞味期限が長い理由

一方市販のペットボトル飲料は賞味期限がかなり長くなっています。

同じ水でどうしてこんなにも安全な期間が異なるのかというと、食品衛生法に定められている非常に(他項目の)厳しい基準・規格を満たしているからです。

一例として、容器に密閉した後に殺菌されていることが挙げられます。

多くの場合で加熱がされますが、この工程でペットボトル中の細菌は死滅するため、非常に衛生的で保管できる期間が長くなります。

このため、一度キャップを開けてしまった場合には、中に菌が入り込んでいるので早めに飲み切る必要がありますし、口をつけた場合には更に多くの菌が入り込んでいることからも、その日のうちに飲み切ることや、なるべく低温での保管なども必要になってきます。

 

水分の安全性と栄養を秤にかける

ペットボトル飲料の多くは上記のように食品衛生法の基準によって、密閉後に加熱されています。

この加熱によって、ビタミンなどの中でも熱に弱いものは壊れてしまいます。

このため、ビタミンが含まれていることをウリにしている飲料は通常のビタミンとは別にビタミンを添加している場合が多いです。

この結果、野菜ジュースから摂取できるビタミンが野菜由来のものではないという複雑な状況が生まれています。

最優先されるべきは安全なので、こういった栄養面については飲料に期待しすぎないで、食生活を整えるという必要があります。

 

水が腐ることでどのような不都合があるのか?

では、私たちの日常生活中で水が腐るということがどのように影響するのでしょうか?

 

水が腐る悪影響1:食品の腐敗

栄養士が学校で勉強する食中毒の知識に

菌が繁殖するためには、栄養・水分・温度の3つの様青が必要だ、というものがあります。

温度については菌によって好む温度がことなりますが、栄養と水分は全くないと繁殖できないので必須必要不可欠なものとなります

菌が増殖した結果として、食中毒が発生します。

このため、水分を含む料理を常温などにさらしておくと、料理そのものの腐敗につながってしまいます。

ここに、そもそも腐敗した水を使用した場合には、増えるべき菌を料理に大量投入していることになりますので、百害あって一利なしという状況になります。

 

水が腐る悪影響2:不衛生な状態が生まれる

絆創膏やテーピング、包帯といった、本来衛生的でなければいけないものに水分が含まれてしまうと、人の体に触れてムレることも相まり、かなりの速度で水が腐っていきます。

僕が小さい頃、つい3日ほど絆創膏をつけっぱなしにして生活したことがあるのですが、どこからか変わった匂いがするな・・・と思ったら絆創膏だった、ということがあります。

これは絆創膏を貼ったままお風呂に入ったりすることで、絆創膏の傷口に触れる綿の部分に水が含まれてしまい、その水が腐ったという事が原因になります。

 

注意すべきは手に貼った場合は手洗いなどで、頻繁に水に触れる際です。

基本的には毎日貼り換えたり、患部は濡らさないようにする必要があります。

最近は水をシャットアウトしてくれる絆創膏も販売されていますので、濡れてしまうような場所に使用する場合にはこういったものを使う事で傷口を衛生的に保つことができます。

傷口に触れるものが不衛生で雑菌が繁殖する温床になっていたら・・・と思うと、ぞっとします。

 

水も腐るもの まとめ

今回書いてきたように水は身近なものである分、腐った場合の不都合も身近なものになります。

お風呂の水も同様で、殺菌を行わないまま前日の残り湯などを使用すると不衛生であることが分かっています。

水道水の塩素を過信し過ぎずに、早めの消費など、基本的な部分を心がけていきましょう。