ダイエットを失敗する人の特徴は言い訳と数字化を嫌うこと

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ダイエットに失敗する人の特徴

肥満傾向であったり、体型を良くしたいなど、ダイエットに取り組む理由は人それぞれですが、どうしてもスタートの一歩を切ることができない。

あるいは失敗して元通りの「太る生活」にすぐ戻ってしまうという方も少なくありません。

うちでは嫁さんがまさにそれで、周期的なイベントとなりつつあります。

今回は僕が栄養相談で経験したことに加えて、そんな嫁さんとのやり取りで気が付いた点も多く含まれています。

こういったやり取りは痩せるべき本人だけでなく、関わる家族も対応などに神経を使うことが多く、実は難しい問題だったりしますので、痩せたいけどダイエットに上手く取り組めないという方、ダイエットを勧める側の立場の方はご参照ください。

ダイエットに失敗する人の特徴1:言い訳が多い

周りから「痩せた方が良いよ」「最近ダイエットはどう?」などのように言われた際に

ダイエットを行う事が出来ない理由ややらない理由がスラスラ出てきてしまう人はかなり訓練のされたタイプで、ダイエットは成功しづらいです。

最初に自分自身や周囲への言い訳を用意してしまっているので、やらなくても失敗しても何も思う所が無いためです。

この言い訳は本人には悪気はなくて、自己防衛の手段であることが多く、切り崩すことは困難です。

説得する側は理論的に相手の言っていることが間違っている、あるいはこちらが合っていることを証明しても次のステップにはつながらないので、無理に説得しようとした家族と喧嘩になってしまうこともあります。

例)家族は本人の健康のために痩せた方が良いと思っていっているが、相手が聞く耳を持たなかったり、言い訳をしてしまって、お互いイライラしてしまう事により、関係が悪くなる

言い訳ばかりでダイエットに取り組めない人を説得するポイント

我が家では説得に、「年齢的にも病気が怖くなってくるから健康管理の一環として体重コントロールした方が良いよ」など、健康面について話すことが多いです。

正直外見的な話題から入ると拒絶されることが経験上圧倒的に多いためです。

外見的な話題から入ると、相手を非難するという形からの導入になってしまうので、相手も必要以上に防御(言い訳)を固めてしまいます。

なので、「今」についてはできる限り触れず、将来的なリスクを相手に理解してもらいつつ、それが相手にとって「攻撃されている」と感じないマイルドな言い回しで伝わることが重要です。

我が家で行っている方法である未来の健康についての言い回しは、まだ子供が小さいこともあるので、母親としての責任感に訴えて行くという姑息な方法です(笑)

責任感の強めの人はこんな方法もひとつの手段となります。

 

ダイエットをしない人の言い訳あるある

ダイエットを行えない、続かない人が使いがちなフレーズをいくつか抜粋

 

言い訳① どこそこが痛いから運動はできない

特に運動関連については強く言い訳されがちです。

食事を制限するだけなら我慢ですが、運動は苦手な人にとっては苦痛なので、しないための言い訳は非常に強固になります。

この痛みに関する言い訳については、正直「その痛みは体重が重いせいでは?」と思うようなことも多くありますが、それを言ったら関係性を損なうので、運動に対する拒否感の強い人にはあまり強く勧めないことが多いです。

無理やり行動に移させても続かないですし。

 

言い訳② 時間が無い

これはダイエットにおいては運動する時間がないという場面で多く使用されます

この時間が無い、言い訳をする側からすれば無敵の呪文のように感じますが、それを言われた僕からすれば

「あなたがホワイトハウスで働く偉い人ならいざ知らず、分刻みのスケジュールで眠る時間もなく働いているわけでもないだろうに、捻出する時間が無いと申すか」

と思うわけです。(少なくとも僕は)

まぁ、それはともかく。

この時間が無いは他の場面でも良く利用される言い訳の代名詞ですが、実は

時間が無い=興味が無いという意味で間違いありません。

(そんなものに割く)時間が無い、あるいは(他のことをするから)時間が無い、という意味で使用されているからです。

基本的に僕は時間が無いと言われたらそこで会話は終了くらいの感覚でいます。

その人にとっては最も優先事項の高いものがたくさんあるということなのでしょう。

 

言い訳③ やっても続かないから

まぁ、気持ちは分かるのですが、そんなに自分の意志の弱さをアピールしなくても良いですよ、と思ってしまうフレーズです。

続けるか辞めるかを決めるのは最終的に自分自身以外にはありえないので、続かないことを伝えるのは本来得策ではありませんが、それを立派な理由の一つだと思っている方も意外といる模様で・・・

このフレーズを良く使用する異性とは距離を保つことをおススメします。

「そんな自分だけど受け入れて!」というタイプが存外多いです。

 

言い訳④ やっても上手く行かない

きちんとやっていないかやり方が間違えているケースで出るフレーズです。

本当に取り組んでいる場合とやってないにも関わらずやったという呈で、結果が伴わなかったと釈明している場合があるので対応の難しい所です。

前者のように取り組む姿勢があれば正しい方法さえつかめば良いのでかなり前向きですが、後者だと、なかなか手の付けどころがなく苦戦します。

このあたりは信頼関係に関わることなので、言い訳する側の人には不用意に嘘をつかないことをおススメしますが、嘘をつくことで自己防御する人もいる為、言い切れない歯がゆさもあります。

 

言い訳⑤ 食べるの大好きだから

これは我が家の嫁さんが使用する十八番です。

正直身内なので「知らんがな」で済ませたいところですが、それを口にしても戦争なので、耳を傾けるしかないというのは悲しい。

その分運動ができる、間食は控えるなど他で調整するのが望ましいですが、食べるのが大好きなので、どこまでコントロールできるかが、本人にとっても周囲にとっても勝負になります。

お菓子が大好きな場合は食事と併せてカロリーなど検討する必要があります。

大変ではありますが、道順が分かっている分まだまだやる気が出るところではあります(個人の感想)

 

ダイエットに失敗する人の特徴2:数字化を嫌う 

ダイエットに失敗する人の多くは、数字化を嫌います。

毎日決まった時間に体重に乗る、今の体重を知る、相手にそれを伝ええる

これができる人はたぶんダイエットに成功します。

 

一方で我が家の嫁さんは自分が過体重だと頭では理解しているため、体重計には頑なに乗りません。

この理由には

①現実を突きつけられてしまう事

②数字を知りたくない

③自分の間違いを認めてしまう

④体重の話になれば痩せろと言われるのは明白

⑤もはや体重計に乗ることすら面倒

まとめると現実逃避のために邪魔な情報だからという部分があります。

自分にとって不利なデータが揃ってしまうから数字化されることについては過敏になります。

それって現状の自分の課題を暗に認めていることにもなるのですが・・・・

結局のところ人は自己防衛のために周囲をコントロールします。

情報をコントロールしようとするのであれば、そこに自分にとって不利な何かがあるということになります。

そこをきちんと自己分析して、自分を見つめ直すことで、現在の自分を守るためには不利であっても将来的なメリットがたくさんある行動について認めて行けるようになることがダイエットを成功させる方法(自己の行動変容)につながります。

 

ダイエットに失敗する人の特徴 まとめ

言い訳は現在の自分の生活を守るために口から出てしまうものなので、それ自体を憎んでしまうと話が進まなくなります。

もちろん言い訳が板についてしまった人は、そこを改善することでダイエットだけでなく、その他でも恐らく同じように行っている過剰な自己防衛を減らせるので、改善して欲しいことでもあります。

話を聞く栄養士や家族の方は、むしろ相手が積極的に守ろうとしているところ、拒否感の強い所を観察することで、相手の抱えているコンプレックスが何かを知るきっかけになることがあるので、相手の言い訳が多かったとしても対話はやはり重要です。

そして、相手の弱いところを分析したら、そこを切り崩さずに他から攻めていきます。

中央突破という方法もありますが、失敗した時のリスクが高すぎるので、僕はあまりやりません。

特にダイエットという目的を果たすことが出来れば、スタートラインが違ったとしても、コンプレックスが解消されるケースが圧倒的に多いです。

たとえば、外見にコンプレックスがある場合でも、「健康になるためにダイエット」をして痩せたならば、外見も改善されることがほとんどです。

結果が同じになるのであれば、敢えてスタートで心の弱い部分を抉る必要はありません。

むしろスタートは違う所にも受けておいて、結果が出た時にその良くなったところを伝える方がよほど効果的です。

最初に拒否感が強い人ほど、最初が大切になるので、今回の内容はダイエットが失敗しがちな人にも、それを支えようとする人にも頭の片隅にいれて置いていただきたいと思います。

※今回は我が家の話が入っているので、いつもより若干口が悪くなっています(笑)