流行のタピオカは健康的な印象と異なり糖質の塊

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タピオカドリンク

タピオカはでんぷんから作られる糖質の塊

タピオカは特に女性に愛される食品として、周期的に流行が来ます。

一方で、こんにゃくなどと同じようにヘルシーで健康的な食品だと勘違いしてします所があります。

 

タピオカは炭水化物(糖質)の塊

タピオカはキャッサバと呼ばれる食品のでんぷんを主成分としています。

要するに炭水化物を丸く固めたものです。

もちもちとした食感から人気ですが、100g食べればごはんを茶碗1杯食べた分くらいのカロリーは容易に摂取することが可能です。

1日に3杯くらい飲むと、入っている量と一緒に飲む飲料にもよりますが、ごはん1~2杯分くらいのカロリー摂取している感じになりますね。

場合によるとタピオカそのものよりも、飲料の方がカロリー高いこともザラなので、要注意です。

イメージ的にタピオカミルクティーは、わらび餅をきなこに入れたものと似たようなもので、実はヘルシーではないという面が隠れています。

ミルクティーの糖分にタピオカの糖分を追加したダブルパンチ。

そんなことを少し脅かした雰囲気で書きましたが、スタバの甘いアレやコレを飲むことと比べると、そんなに変わりなかったりもします・・・

 

タピオカとこんにゃくの異なる点、似ている点

では、プルプルもちもちの食感や外見からこんにゃくなどの仲間と考えられている部分も否定できないタピオカはこれらとどこが異なるのでしょうか?

 

タピオカとこんにゃくの異なる点

こんにゃくはカロリーをほとんど持たない海藻が主原料です。

タピオカはキャッサバという芋類のでんぷんが主原料です。

芋は勿論糖質の多い食品であり、でんぷんもしっかりと炭水化物に括られるものなので、基本的にはカロリーはそれなりに多く含みます。

 

タピオカとこんにゃくの似ている点

食感や外見が共通の部分があります。

この他に、海藻由来か炭水化物由来かの違いこそありますが、食物繊維を多めに含むという点について共通点となります。

恐らく、この食物繊維を多く含む、という点がヘルシー、あるいは体に良いと誤解されて、あるいは誤解するように宣伝されて一般的に人気になるのではないかと思います。

 

タピオカの安全性は?

たまに飲む、嗜好として楽しむくらいであれば特に、他の食事でカロリー摂り過ぎないように気を付けていれば問題ないと思います。

反面、常習的に飲む場合には健康被害のニュースも聞かれます。

 

タピオカの健康被害1:過剰摂取による肥満

ここまでに書いた通り、カロリーはそれなりの量になります。

毎日のように飲む場合は、このカロリー量が食事とは別に蓄積されていくので、肥満の原因となってしまいます。

更にミルクティーなどの甘い飲料に使用されるので、こういった飲料からのカロリーも計算に入れなくてはいけません。

 

タピオカの健康被害2:過剰摂取による便秘

タピオカは食物繊維を多く含むのに便秘になるの?と思ってしまいますが、野菜も水分摂取や運動を疎かにするといくら食べても便秘解消できないどころか、悪化してしまうことがあります。

これはタピオカや野菜に含まれる食物繊維が不溶性食物繊維と言われるもので、便の量を増やしてくれる反面、排出しやすさをそこまで助けてくれないことに由来します。

実際に海外ではタピオカの食べ過ぎによる便秘の症例がいくつか報告されています。

水溶性食物繊維であるこんにゃくも一緒に食べると解決できそうなのは皮肉な話です・・・

 

タピオカの健康被害3:海外製品の安全性が低い

タピオカは工業用などのように工場で生産されているものが多く流通しています。

こちらのニュースは2015年の中国のものですが

https://www.sinchew.com.my/content/content_2064251.html

タピオカの原料に古タイヤのゴムや革靴の靴底を混入させた作っていて、体内で消化できないため、毎日飲んでいた人に健康被害が出たというものです。

近年はここまで悪質なものは無いと思いますが、タピオカは世界中で愛されている食品であるため、安価に大量生産したいという会社が利益だけを追い求めないよう、安全性の確保がされる事が望まれます。

 

タピオカは健康的な印象とは異なる まとめ

ここまで、タピオカの不都合な面ばかり書いてしまいましたが、デザート感覚で摂取する分には特に気にしなくて良いと思います。

危険なのはヘルシーだと勘違いして摂取し続けてしまうことです。

カロリーのある嗜好品だと自覚して摂取する分には食感を楽しめるものでもありますから、摂取そのものを否定するものではありません。