運動で便秘が改善するのはどうしてか?
便秘には水分・運動・食物繊維の摂取が重要です。
今回は特に運動を中心にしながら話題を広げて行こうと思います。
運動で便秘解消の理由1:運動は腸の働きを活性化する
これは従来から言われていることですが、運動を行うこと腸のぜん動運動を活発にしたり、動きの悪い腸を運動で無理やり動かすことで便が出てきやすくなるという表現がされています。
運動で便秘解消の理由2:運動すると水分摂取が増える
こちらは水分と運動が切り離されて考えられている従来の考え方だとあまりなかった発想になります。
最近、一度体重を落とそうとする時期と、活動量計を生活に取り入れたことが重なり、有酸素運動を毎日1時間以上行うようになりました。
その結果、たまに便秘気味になる自分のお通じ状況が劇的に改善されました。
その仕組みは非常にシンプルで
運動をする→喉が渇く→水分を摂取する
このサイクルのため、水分摂取の量、頻度共に増えます。
毎日有酸素運動をするようになって分かったことに、家にいる時の水分摂取量が通常の生活をしている際にはかなり少なくなっていた、ということです。
こういった運動をしっかり行っていると、運動後にもこまめに喉の渇きに気づいて水分摂取を積極的に取るようになります。
麦茶の消費量が凄く増えました。
運動時に行う水分摂取のポイント
水分摂取のポイントは細目な摂取になります。
コップに1杯くらいが適量です。
一度に大量の水分を摂取しても体は吸収しきれずに汗や尿としてすぐに体外に排出してしまいます。
上から下へ流れ出てしまうのでは効果が薄いので、一度の摂取量はそこそこに、回数を細かくしての水分摂取が必要です。
通常の生活をして水分不足に気が付くと一度に大量の水分を摂取して、気分だけ満足してしまう傾向があります(僕はありました)
運動中は喉の渇きのサインが出る前から水分を細目に摂取することで、脱水症状を防ぐと共に、一度に大量の成分を取り過ぎてしまう事を予防することができます。
便秘解消の運動は腹筋でなくて良い
これまでは運動で腸の動きをフォローする、という面が前面に押し出されていた影響もあり、便秘解消の運動に腹筋を鍛えていた方も多く見られました。
腹筋運動も良い運動ではあるのですが、フォームが間違っていたり、崩れてしまうと腰を痛めてしまうというリスクがありました。
特に近年では身長の高い人ほどクランチと言われる腹筋運動で腰痛を起こし易いことが分かってきておりバスケットボール協会が禁止令を出したりもしています。
https://www.asahi.com/articles/ASKDD0C4SKDCUTQP03H.html
この記事は続きを読むには有料ですが、読める範囲で意図は伝わるかと思います。
腹筋を使う運動は確かに腸を直接的に刺激するので有効ではありますが、体感トレーニングと言われる方法やウォーキングやジョギングを姿勢よく行う事でも、適度に使用されますから、自分にとって継続しやすいもの、体への負担が大きすぎないものを選択して行う事が出来ればと思います。
更に歩くだけでも内臓に地面を蹴る振動は伝わっています。
腸を刺激するということは程度に歩くというだけでもある程度目的を達成できます。
運動と水分摂取の合わせ技が最強
運動について多めに書いてきましたが、運動を行う事で、体が必要な水分を欲している声に気が付く、という点ももちろん注目すべきポイントです。
水分は便が渇いてしまい、腸内を進みにくくなることを防いでくれます。
運動は腸のぜん動運動を活発にして、潤った便を外へ運ぶ手助けをします。
この両輪が揃う事で便秘解消に大きく前進することができます。
運動で便秘解消の理由 まとめ
便秘に悩む女性の多くは野菜も積極的に摂取していたりと、努力しています。
水分も美容の為に多めに摂取している方も少なくありません。
でも、そこに運動が欠けている方は多くいますし、水分摂取の方法も適当なものではない方も見受けられます。
運動を行い、自分の体の様子に耳を傾ける事が、実は便秘解消の方法だという内容で今回は終わりにしたいと思います。