自分で揚げる串揚げ食べ放題の注意点 酸化した油は体に悪い
先日自分で揚げるタイプの串揚げ食べ放題に行ってきました。
子どもがすごく興味を持ったので、普段そんなに揚げ物を積極的に食べない自分も付き合いで行ってきました。
結果として
食べて数時間で強い胸やけ、胃もたれに悩まされ、夜も対して眠れず、その状態が2日ほど続きました。
この原因については揚げ油の酸化によるものなので、そこを中心に話題を書いていきます。
書いている現在も体調良くないので、少し恨みつらみの含まれる内容になっています。
串揚げ食べ放題のリスク1:使用する油の管理がきちんとしていない
午前中に入店も油が黒い・・・
恐らく、食べ放題の時間設定を見てもその日、そのテーブルを使用するのは僕達が最初で間違いないのですが、油は真っ黒。
まぁ、前の日からの使い回しである事は覚悟していましたが、実際には何日前からの分なんでしょうかね?人が変わるごとに油を変えていたら儲からないのでしょうが、そこに食べる人の都合などは考慮されていないでしょう。
そして、揚げ油の量が非常に少ない
小さい四角の器に油が入っていて、そこで上げるタイプが多いと思いますが、大量の串揚げを揚げるにしては油の量が少ないので、酸化速度は非常に早いです。
揚がれば何でも良いのか?と不満に思うレベル
串揚げ食べ放題のリスク2:サイドメニューが充実していない
店舗にもよるしチェーンにもよると信じたいところですが、周囲からの情報収集でも、この手の店は「串揚げを食べに来ているのだからサイドメニューをそんなに充実させていない」という声が多いです。
串揚げに見切りをつけて他の物に逃げようとしても、サイドメニューが充実していないので、結局酸化した油で揚げた串揚げを食べるという選択肢になってしまいます・・・
行きたがった子どもの手前、全然食べない訳にもいかず。
油の酸化は体に悪いのか?
酸化というとイメージが沸きませんが、劣化と捉えて間違いありません。
体に悪い影響があるのかどうかというと
「たくさん悪い影響がある」と言い切ってしまえるレベルです。
論文としても酸化(変性)した油について研究されているものは多く、その人体への悪影響についても多くのものが挙げられています。
少し検索だけでもこの手の油のリスクについての論文はたくさん出てきます。
以下の論文は流し読みしていても、体に悪いんだという事が見えてくるレベルです。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jos1956/19/8/19_8_713/_pdf
https://www.jstage.jst.go.jp/article/shokueishi1960/11/5/11_5_321/_pdf
最近は揚げ油だけでなく、加工食品などにも油が多く含まれるので、安全性はある程度確保しておきたいので、こういった目に見える地雷は避けて生きたところです。
油の酸化する理由
油が参加する理由は複数あります。
熱・光・酸素・水が主な酸化の理由になります。
・熱は油を高温に加熱する際に加わります。
・光は蛍光灯などの室内灯でも油が酸化していきます。
・酸素は言わずもがな
・水は揚げ物をする際、食材の水分が揚げ油と入れ替わることで揚げ物が美味しくなるという仕組みに由来しています。
今回出かけた串揚げ屋は、長時間使用した油を放置しているので、これらのストレスが非常に強く油にかかっているので、酷く酸化した状態になっていたということになります。
しかも少量で、大量の揚げ物を行うので、短時間でも酸化は激しく、それが数日使用されているとなると、今から考えれば口に入れたくなくなるレベルです。
食べ放題の串揚げのリスク まとめ
「体に悪そうだな」と思いながら食べることはファーストフードなどでもあることですが、今回に関しては、そういったファーストフードがかわいく見えるレベルで体に悪いし、負担をかけてしまったな、と反省しきりです。
恐らく個人的にはこういった類のお店に行くことは今後ないでしょうが、付き合いなどで行く羽目になったら、上手いこと食べずに過ごす方法を検討します。
特に酸化した油は肝臓に負担をかけます。
今回はお酒を飲まなかったのでまだ良いですが、これが飲み会だったらと思うと、アルコールの分解も含めて肝臓に過大な負担をかけていただろうと思いゾッとしてしまいます。
外食も安さなどだけで選ばないようにすることで自己防衛していく必要を改めて感じさせられました。