目次
熱中症は5月、6月でも起こる
熱中症と言えば真夏と言いう印象が拭えませんが、最近は5月も真夏並みに暑い日が多く、まったく油断のできない季節になっています。
風邪でもないのにボーっとする、頭が痛いという症状がある方は、熱中症も疑ってみる必要があります。
真夏とは言えない5月と6月に熱中症の起こる理由
熱中症の起こる要因として
・高い気温
・高い湿度
・強い日差し(紫外線)
この3大要素があります。
恐ろしいのは3つのうち1つでも満たしていれば、熱中症になる確率が一気に高くなるという点になります。
真夏前に熱中症の起こる理由1:5月の気温の上昇
まずは上記のように10年前と比較した際に5月の気温が高くなっていることがあります。
昔は5月に30℃を超えることは滅多にありませんでした。
5月は過ごしやすい季節として記憶にも残っています。
それがこの数年で一気に激変し、30℃を超える日も出てきて、それに近い気温の日がどんどん増えてきています。
真夏前に熱中症の起こる理由2:紫外線の強さ
実は真夏前の5月は紫外線が一年で最も強い時期になっています。
このため、日焼け防止を意識している人達は5月が勝負という感じでしっかりと早めに準備をしていたものです。
このように日差しのリスクについては以前からあったものとなっています。
真夏前に熱中症の起こる理由3:体が熱さに慣れていない
5月に一気に気温が上がるようになりましたが、その急な変化に体はついて行けません。
そのため、真夏の30℃よりも5月の30℃の方が体にとっては負担が強く、辛く感じます。
体が熱さに慣れるまでは8月と同条件でも熱中症にはなり易いということになります。
ちなみに僕は体育館でのフットサルで熱中症になります。
風通しの悪い環境で、気温が高いという条件が揃っていれば直射日光が全くない場合でも熱中症にはなりやすくなります。
5月6月の熱中症の予防法
この時期はまだ暑さが本価格的でなかったり、真夏に備えるためだと考えて、ついついエアコンを使わずに暑さをしのごうとしてしまいがちです。
でも、すでに書いた通り、この時期は暑さに慣れていないので、真夏以上に神経質に対応する必要があります。
本格的な暑さに備えるよりも、少しずつ暑さに慣れるための行動を起こしていくために、使えるものをフルに使うという事が大事という事になります。
熱中症について知っておくべきこと
体の表面を冷やす程度では足りない
熱中症は体の芯から体温が高くなってしまう事で起こるので、表面を少し冷やす程度では改善されません。
僕は基本的に水風呂に使ってしっかりと体を内側から冷やしますが、この程度の対策は軽い熱中症の状態でも必要になります。
ふらつくくらいの症状が出た際には氷風呂くらいでないと対応としては不十分です。
ここがまだあまり理解されていないポイントになるので十分に気を付けましょう。
体力の消耗は蓄積する
昨日も強い日差しを長時間浴びた、という場合には、その分の疲労や熱は体の中にある程度蓄積されていると考える方が良いです。
連日の無理は熱中症のリスクとなります。
治ったと安心するタイミング
僕はそんなに重症の熱中症になったことはありませんが、それでも次の日になっても頭はボーっとしている状態が続きます。
そして、涼しい部屋にいるのに汗がジワジワと出てくる感覚が残ります。
これは当然、体の体温調整機能などが正常に戻っていないことを意味しています。
そんなダメージのある状態で無理をすると、再び熱中症になる事はたやすく、無理に運動などしようものなら、状態は悪化する一方です。
熱中症は治ったと感じてから2~3日は様子を見るくらいの慎重さが必要です。