梅干しはどうして体に良いのか
最近我が家の長女が梅干し、梅干し味のお菓子類にすっかりはまっています。
このように、昔から伝わり、今でも愛される梅干しの健康効果について今回はまとめていきます。
梅干しには健康効果などがたくさん
梅干しは体に良いだけではなく、食中毒の防止など観点でも非常に有用です。
そのうちでも代表的なものをいくつか今回は挙げていきます。
梅干しの健康効果1:クエン酸を多く含む
体に良い成分としては有名なクエン酸を多く含みます。
クエン酸は昔は疲労物質の乳酸を分解してくれると考えられていましたが、最近ではそれは否定されています。
そうは言っても疲労の原因は乳酸以外にもあるので、それらに研鑚が効果的であるという報告が残っているので、そういった期待をして摂取しても良いかもしれません。
書いておいてなんですが、クエン酸には過度の期待をしない方向が良いとは思います。
梅干しの健康効果2:唾液の分泌を促す
梅干しなどの酸味の強い食品は見るだけでもその酸っぱさをイメージでき、唾液の分泌を促します。
実際に食べたのであれば効果はてきめんです。
唾液が分泌されることのメリットは食事を食べやすくなることです。
食欲もそれに合わせて増強されます。
夏場などの食欲が落ちてしまう時期に梅干しが好まれるのは、そのあっさりとした食感と、食欲の増強が理由としてあります。
梅干しの健康効果3:塩分の摂取ができる
農作業をしている人が休憩時間に梅干しとお茶を摂取するという習慣があります。
これは汗で失われた分の塩分(ナトリウム)を梅干しから、水分をお茶から摂取すっることで作業効率を維持することができるためです。
こういった部分にも先人の知恵が生かされています。
このように体を動かすことで失われてしまう塩分を唾液を出した食べやすくした上で補充することができるというのは大きなメリットです。
梅干しの健康効果4:長期保存がきく
梅干しは梅を塩漬けしたものになります。
濃い塩分は細菌の繁殖などを抑えます。
このため、お弁当に梅干しを入れることは
・細菌の繁殖を抑える
・唾液を出して食欲を増進させる
・白米との相性も良く、ごはんが進む
こういった合わせ技でのメリットを得る事ができます。
最近は塩分控えめが流行していますが、あまり塩分を控えると、細菌の繁殖を抑えることができないので、早めの消費が必要になります。
目的に合わせた商品選択が必要になります。
梅干しだけでは水分不足は解決できない
昔は唾液が出るので梅干しは水分補給にも有効だと考えられていました。
当然のことながら、唾液が出たところで水分の補給が行われなければ脱水症状は治まらないので、梅干しだけでは症状の緩和はできません。
水分+梅干しの塩分を合わせる事が効果的です。
梅干しの健康効果まとめ
梅干しは夏の季語となっています。
それに恥じないように、夏に最大限に効果を発揮するものとなっています。
最近は健康のために塩分の摂取に神経質になる傾向がありますが、大事なのは体の外へ出て行った分とのバランスを取ることです。
夏場に運動をして汗をたくさんかくような場合には積極的に梅干しなどを摂取して、健康の維持に努めたいところです。