カフェインや健康食品の効果は遺伝子次第
カフェインを少しでも摂取すると夜眠れないという人がいます。
一方で、カフェインを大量に摂取しても夜の睡眠に影響が出にくいという人がいます。
この差は遺伝子を見ると分かるということが最近発見されていて、遺伝子を見ることで、その人がカフェインを分解する能力が高いか低いかを知ることができるところまで科学は来ています。
こういった個人個人の体質と思われていた細かい部分を知るために、今後も遺伝子関連の研究は注目されていきます。
遺伝子によって分かる事
遺伝子を見る事で、実は体質以外の情報も知ることができます。
・その遺伝子を持つ人の顔
・頭皮の禿げやすさ
・カフェイン分解能力
・栄養成分が体に与える影響
・耳が良いなどの能力的特徴
多くの遺伝子が絡む情報についてはまだ分かりかねる部分もあるという事ですが、シンプルなものについてはかなり分かるようになってきています。
ここまでくると丸裸という感じですね。
遺伝子を読み取るサービスも増えている
最近では、送られてくるキットに唾液を入れて送るだけで、その人の特徴的な部分を教えてくれるサービスも増えてきています。
こういった情報を元に
・その人に効果的なダイエットの方法
・その人に効果的な運動の方法
こういった情報を提供することで利益を得る会社は今後も増えて行くでしょう。
遺伝子は様々な物の設計図
遺伝子でこんなことまで分かってしまう、という話をしてきましたが
遺伝子自体は様々な物の設計図です。
その設計図内に、例えばカフェインを分解するための情報がどのくらい多く含まれているのかが重要で、この情報量が多くなればカフェインに対して分解する力が高いという事が分かってきます。
遺伝子情報をどう生かすのかが大切
カフェインの話が分かり易かったので、ここでも流用させていただきましたが、実際に分解する能力が高ければ良いのかというと、実はそんなことは無かったりします。
巷に出ている健康情報の多くは、一般的な人向けに調整されています。
このため、「普通」「一般的」である方が般的な情報に一致します。
カフェインを摂取する目的として
眠くなりにくくするため、集中するためという事がありますが、あまりにカフェインを分解する能力が高すぎると、その効果を得ることが出来なかったり、効果が持続しなかったりということもあります。
能力が高ければ良いというのではなくて、自分の能力がそれぞれどの程度なのか、今の生活を変える必要があるのかどうか?などを検討するための指標になると言えます。