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筋トレは運動が苦手な人にも効果的
運動の経験がない、小さい頃運動が苦手だった。
こういった想いから、筋トレが流行してきて興味はあるけれども、実際にやってみるという所までは至らないという人も少なくないのではないでしょうか?
こういったコンプレックスの裏側には他人の視線や評価が絡んできますが、筋トレは、こいった部分について様々な方法で解決することなどができます。
今回は運動に苦手意識を持っている方にこそ筋トレをおススメする理由について書いていきます。
筋トレには運動神経が関係ない
実は筋トレには運動神経が関係ありません。
寧ろ体の使い方が上手ではない方が高い効果を得られる場合もあります。
筋トレに運動神経が関係ない理由1:体の使い方は下手で良い
この理由として
体を上手に使える人は、体にかかる負担を上手に分散することができます。
何かを持ち上げようとする際に、背中、腕、足、などを上手に使って一つの部分に負担がかかり過ぎないようにすることができます。
ただし、筋トレの基本は、「ある一部分に負担を集中させることで筋肉を疲労させたりすることになります。
体を上手に使えることがハンデになる事すら有り得ます。
このため、正しいフォームを愚直に追い求めることが要求されるので、他の種目にありがちな、そもそもの運動経験値の違いによるスタート地点での差がほとんどない、あるいは変に体の使い方を身につけていない方が筋トレの才能があるという場合まであります。
最初に持ち上げることができる重量については運動経験のある人の方が優れている場合も多いですが、そういった場合に考えられるのは
・元々パワーが必要な種目を行っていた
・体の様々な部分を使ってしまっているので、重量は上がる
・筋トレの才能がある
こういった感じに分かれるので、初期の重量差は恥ずかしく感じる必要はないと思います。
筋トレに運動経験が必要ない理由1:筋トレ初心者にはボーナスがある
筋肉は新しい刺激を加えると成長しやすいという特徴があります。
このため、マンネリしたプログラムや、一向に重量を増やさずに、同じ刺激でのみトレーニングすることは効果的ではありません。
そして、今まで筋トレをしたことがない体にとって、筋トレは最高の刺激になります。
実際に、長期に渡りトレーニングをしている人の多くが、最初の頃が一番筋肉が増え、扱える重さも増えたという事を口にしています。
大事なのはスタート地点ではなく、ほんの少しずつで良いので成長し続けることです。
筋トレに運動経験が必要ない理由2:重量で競う必要がない
始めは軽い重さしか扱えません。
体重の軽い人はダンベルやバーベルを使用せずに腕立てのように自重で行うことも有ります。
そういった際に、周りを見渡して目線が気になったり、劣等感を抱く必要はありません。
自分がきっちり成長できる重さを扱えばOKです。
実際僕は肩を痛めていて、サイドレイズなどは3㎏位のすごく小さなダンベルで回数を重ねる方法を行っていますが、恥ずかしいのはすでにどこかに消え去っています。
このように、様々な人が自分の状態に合わせてトレーニングしています。
重さを選べるということがウエイトトレーニングの良い所です。
自分のパフォーマンスに合わせて選んでいくことができます。
重量を競う事に面白さを見い出した場合にはウエイトリフティングという競技もありますから、多様性にも優れています。
筋トレがお勧めの理由
運動経験が筋トレにあまり関係ないことを書いてきましたが、その他に筋トレをおススメする理由もあります。
筋トレをおススメする理由 ①休み休み行う重要性
筋トレはある程度の重量を扱うようになると、筋繊維が回復するまで48~72時間必要になります。
しかし、僕のように部活動などに慣れ過ぎた人間からすると、毎日やらないと効果が出ないような強迫観念にかられてしまい、効果を最大限に生かすような休息を挟むことに抵抗感が出てしまって、イマイチ効果が出にくい場合があります。
ここで、運動習慣がないことを逆手にとって、しっかりと自分の体と向き合って、どの程度休むことで最大限の効果を得られるか(個人差が大きいです)などを調整していくこtでガムシャラに運動している人よりも効果を得られる可能性もあります。
運動というと「毎日行わないと体に変化は現れない」と考えがちですが、筋トレはしっかりと休息を設ける事も必要なので、燃え尽きにくいスケジュールを組むことも可能です。
この辺りが毎日のジョギングやウォーキングよりもおススメしやすい理由の一つになります。
筋トレをおススメする理由 ②長期休んでも安心
人間にはマッスルメモリーという、筋肉を長期休ませて落ちてしまった場合でも、少し運動をすると以前の状態までは比較的早く戻るという特徴があります。
足を骨折した場合に、折った方の足は使えないので細くなりますが、回復後は特に辛いリハビリをしなくても左右対称ぐらいには比較的早く戻ります。
これもマッスルメモリーの働きによるものです。
このように、訳あって長期間休んだ場合にも、今までの苦労が完全に水の泡にならないというのは筋トレの最大のメリットだと考えています。
ジョギングやウォーキングはやった分だけカロリーを消費し、心肺機能が高まりますが、しばらく休むと、再び心肺機能は落ちてしまい、初めからの積み重ねになってしまいます。
最近はここが考慮されて、女性でも無酸素運動と言われる筋トレを行う人の割合が多くなっています。
筋トレをおススメする理由 ③ダイエットにも効果的
筋肉は維持するにもカロリーを消費します。
そして、筋肉をつけるための筋トレもカロリーを消費します。
この2点からダイエットについても効果的です。
また、肥満傾向の方の方が、消化・吸収機能が優れていることが多いことから、筋トレをした後の、たんぱく質など筋肉の材料を効果的に体内に取り入れることができるため、肥満の方は筋トレの才能がある場合も多くあります。
こういった点からダイエットを考えている人にも強くおススメすることができます。
筋トレの運動経験についてまとめ
今回こういった内容を書いた理由として
「最初から知っていればこんな回り道しなくて良かったのに・・・!」ということが、僕の経験上たくさんあったためです。
筋トレは焦らず正確なフォームで行い、少しずつ重量を上げていくことを行えば、安全性も高いことが特徴です。
もしもお金に余裕があるのであれば、パーソナルトレーナーの方に正しいフォームをしっかりと教えてもらうことなども、成果を出す近道となります。
もしも、最初に他人の視線が気になる場合には、家で腕立てやスクワットから始めることもできます。
自分に合った環境を選択して行う事ができる点もまた魅了の一つになっています。