日本学校保健会推薦食品への疑問
最近は肥満に対するネガティブな印象が強まって(強まりすぎて)、子供向けの食品までもが低カロリーであったり、カロリーを抑えるために人工甘味料を数種類たっぷりとしようしていたりします。
つい先日、運動する時にBCAAの持ち合わせがなくて、仕方なくアクエリアスゼロを購入すると
ラベルに「日本学校保健会推薦」という文字がありました。
これは子供に推奨されている商品なのか・・僕の中では妥協した末の選択なのに・・・
そんな思いがあったので、個人的にどうしてアクエリアスゼロが推薦されているのか興味があったので少し調べてみました。
日本公益財団法人日本学校保健会の活動
日本学校保健会の活動について以下のように書かれています。
子どもたちが安心して健やかに育っていくためには、家庭はもちろんのこと、教育の場であり生活の場である学校が、常に子どもたちの身体に気を配り、時代に即した対応をしていく必要があります。日本学校保健会は、学校保健の向上発展を目的として設立された団体です。子どもたちの健康に関する調査・研究、それによって得た情報の提供、新たな問題への対策など、学校保健に関する様々な活動を行っています。
ウィキペディアでは以下の通り
子どもたちの健康に関する事業の企画・実践・研究を通して、学校保健の向上発展を促進するために活動する公益法人。旧文部科学省スポーツ青少年局学校健康教育課所管。
とりあえず学校保健に関することを行っているようです。
日本学校保健会推薦商品の基準
今回は主に食べ物関係に絞って考えていきます。
日本学校保健会推薦商品1:虫歯対策ガム類
キシリトールを含む商品
虫歯予防のためのキシリトールを配合しているという面では納得の選択
ただ、個人的には、市販されている物は普通に虫歯の原因となる糖類も含んでいるので、歯科医で販売している糖類のないキシリトールガムに絞って欲しかったという思いがありますが。
キシリトールだけだと甘みが足りないから美味しくないんですけどね。
ポスカ
これもガムですが、こちらは歯の再石灰化を行う「Pos-Ca(正式名リン酸化オリゴ糖カルシウム)」を配合しているもの。
歯医者さんで販売しているものはポスカFでフッ素を含んでいます。
日本学校保健会推薦商品2:低カロリーでナトリウムを含む飲料・アイス
アクエリアスなどはこれに含まれます。
低カロリーにこだわる理由はなんでしょうね?
実際僕の印象では学生時代はカロリー不足している人も多数見受けられるのですが。
特に普段からスポーツをしている子供
彼らは痩せすぎていると感じます。
勿論肥満が課題になる子もいますが、太っている子ばかりでもないでしょう。
これだけ偏ったものが推奨されるのはどういった理由なのかちょっと理解に苦しみます。
しかもカロリーメイトが推薦されている。
あれは食事ができない時などに使うならまだしも、子どもが食べるには脂質の割合も高いし、最近では健康志向の大人はまず食べない代物です。
選ばれた理由は体に必要な5大栄養素が手軽に摂取できるから・・・?
飲み物は低カロリー押しで来ていたのに、食べ物はそこを無視する潔さは称賛に値しますね。
低カロリー優先で人工甘味料は気にしていないことへの疑問
これらの推薦商品に関連することとしては低カロリーにするために人工甘味料を使用した商品が並んでいるということです。
人工甘味料を使うからカロリーが低くなるのは事実ですが。
人工甘味料の特徴として、人間の消化器官では消化できないということがあります。
このため、水分補給が目的とは言っても、飲むことでお腹を下すことがあります。
昔はこの飲みすぎ食べ過ぎでお腹を下すことがある旨については必ず記載されていたのですが、アクエリアスゼロを見てみると、いつの間にやら記載がない!
これは一体どういったことでしょう?
人工甘味料系は神経質になる人もいるのでちょっと気を遣ってほしい所です。
後、学生は体育の授業などもあるので、BCAAが入っている商品をもっと押して欲しい。
まぁ、近年は熱中症が問題視されているので、そこ対策なんでしょうけれども。
そこだけ見ていてもなぁ、という印象は拭えません。
日本学校保健なんちゃら推薦商品 まとめ
悪い言い方をしてしまえば、当然お金や価値観が絡んでいるのでしょう。
個人的には、もっと良いものがあるだろうにという思いが強いです。
というか、日本学校保健会で推薦されているもののほとんどが僕が避けているものだというのが何とも複雑な気持ちになります。
構成団体に公益社団法人全国学校栄養士協議会が入っていますが、一体何をしているんでしょうかね。