現代人が運動不足になる理由
メタボリックシンドロームのように、生活習慣病になってしまうというリスク
ロコモティブシンドロームのように、運動機能の低下によるQOLの低下
これらは食事も大事ですが、消費カロリーに関連する運動もとても大事です。
では、どうして現代人は運動不足になってしまうのでしょうか?
具体的に書いていきます。
①家事にエネルギーを使わなくなってきた
家事もすっかり便利になりました。
洗濯は洗濯機に放り込むだけ。
掃除機も機能が向上して、ロボット式の勝手に掃除してくれる掃除機も普及しつつあります。
調理はまだまだ手がかかる部類ですが、レトルトや惣菜などもどんどん質が良くなっているので、調理せずとも食事に困る事はないので、手をかけるかどうかはその人その人の考え方などによる部分です。
掃除に関しては、家の掃除は昔より行き届いていないように感じます。
大掃除の時だけしか掃除しないところが随分多くあることに年末に気が付いて愕然としたりします。
これだけ自動で色々やってくれる世の中になったのに、手のかかるところに取り組めないのは、なんとも矛盾を感じます。
どうして現代人は便利な世の中で時間が足りない、とぼやいているのでしょう。
そんな僕は1日が48時間あれば良いのに、と思っていますが。
②移動が便利になって、移動にエネルギーを使う必要が無くなった。
歩く、走るといった移動をする機会がだいぶ少なくなりました。
最近自転車が見直されていて、少し運動する機運も高まりを見せてはいますが、ジョギングやスポーツが趣味でなければ「走る」という機会はほとんどないのが現状です。
実際に運動会でイメージに体がついていかず、足がもたついて転んでしまうお父さんが見られるのも、普段如何に走る機会がないのかということを物語っています。
歩くことも通勤時以外にそれなりの距離を歩く機会は少ないと思います。
これは交通機関の発展などと関連があります。
電車にバスに交通網が充実している都心
移動は専ら車となる地方の生活
それぞれに状態は違えど、便利であり、歩く・走る機会がほとんどないという状況についてはそれほど変わらない現実があります。
そして少し階段があるところには近くにエスカレーターかエレベーターがあり、特に便利な所では動く歩道なんていうものまであったりします、
そのうちワープできるものができるのではないかと期待していますが、
どこでもドアみたいな・・・こちらは流石にまだまだ先のようです。
③仕事と趣味の変化
仕事も、体力仕事もまだまだありますが、パソコンで仕事をする業種はどんどん増え続け、デスクワーカーの割合が増えています。
そして家に帰ってもパソコンやスマホでゲームや音楽、読書にインターネット、様々な趣味が移動することもなく、座ったまま、あるいは横に寝転がりながら行うことができます。
アクティブな趣味もまだまだたくさんありますが、座ったままなどで行える趣味が多種多様になってきている事も運動の機会損失につながっていると思います。
まとめ
世界が便利になるにつれて運動する必要がなくなっています。
それはもちろん便利にすることの目的が「楽にする」という部分も含んでいるためです。
いずれ人類は運動しなくても太らないように進化するかもしれません。
ただ、それは現代人の至る所ではないので、コツコツと運動を続けて、健康的な生活を送っていきましょう。