日本でも植物肉が販売
アメリカを始めとする海外では、すでにハンバーガー店などで利用されている植物肉、日本でも販売される流れになりました。
日本ハムさんがNatuMeat(ナチュミート)という商品名で販売を始めます。
これはヴィーガンなど思想の面から肉類を食べない方へも提供できるほか
飽和脂肪酸を抑えたいという人のたんぱく質源として利用することができる点がメリットとなります。
ただ、課題となりそうな点として。
今後もこの植物肉については様々なメーカーが参入してくるでしょうが、ハムなどはそもそも肉はそんなに入っていなくて、様々なもので量を増やしていたり、添加物がたくさん入っているので、どんなメーカーのものを買うにしてもきちんと原材料の確認をして上での購入が必須です。
そして食物肉もハムのような形状をしているものが発表されているので、製造の過程は似ていることが想像できます。
このことから、ハムと同じように原材料を確認するなど商品選択を行う必要性があると言えます。
食物肉の注目度は?
実のところ、健康志向の人への話題性としてはそこまでではありません。
では、どんなところで話題になっているのかというと、環境問題です。
食物肉は大豆などの豆類を元に作られます。
このため、豚や牛を殺すことなく食べることができます。
こういった動物愛護の面や未来的な食糧問題と絡めて、環境についての情報を流すところでの話題性が強くなっています。
食物肉の栄養面でのメリット
食物肉の栄養面でのメリットとしては、たんぱく質を摂取しつつ、肉類に多い飽和脂肪酸の摂取を控えることができる面になります。
健康診断などで肥満傾向であったり、脂質異常症関連の数字に引っかかると、飽和脂肪酸を含む肉類などの摂取を過剰にしないように言われたりします。
もちろん飽和脂肪酸が完全に悪者というわけではないのですが、こういった場合には利用するだけの価値があると言えます。
そして、豆類に含まれる食物繊維の摂取ができる点もメリットです。
こういった面からダイエットをする人には需要が見込めると思います。
勘違いされがちな面として、植物性だからヘルシーな印象がありますが、基本的に用途は肉そのものと同じなので、味付けなども肉同様にされるため、肉そのものよりも若干カロリーが下がるくらいのもので、健康の為というよりも、肉の代用品という位置づけになります。
ヴィーガン対応の食事の必要性
今後、日本でも植物肉のようなヴィーガンの方向けの食事の需要は確実に高まっていきます。
これは様々な食文化が入ってきていることもありますが、外国人観光客の増加が最大の理由です。
ヴィーガンだけでなく、様々な国の文化に対応した飲食店が出そろうことで、安心して食事をすることができる観光地ができあがります。
今後の日本にとって観光は大きな収入源になることは確実なので、こういった今までは想像しなかった食品が販売されることがこれからも続くのではないでしょうか?