食事の好き嫌いは栄養の偏りや成長に影響は少ないが、社会生活上不便がある可能性

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好き嫌いでも栄養は偏らない

たとえば、僕は長年ナスが嫌いでしたが、何の問題もありません。

ナスに含まれる必須の栄養素は他の食材から補うことが可能だからです。

この様にいくつかの食べられない食材があったとしても、それが栄養状態の悪化や成長に影響を及ぼすほどの物になる可能性は低いと言えます。

実際、好き嫌いなど嗜好以外でも、アレルギーやセリアック病のように、特定の食べ物に対して悪い影響が出る類のものもありますが、こういった方々は禁忌の食材を避けてもきちんと生活することができます(不便はあると思いますが)

このように、いくつか程度の好き嫌いであれば、栄養的なカバーはそこまで困難ではありません。

栄養が偏る場合

例えば、かなりの偏食で、

野菜は一切食べない

というようになると、カバーが難しくなります。

野菜の中で1つ2つとは訳が違ってきます。

こういった場合には、ビタミンやミネラルを他の食材からカバーすると共に、食物繊維も普段は野菜からの摂取が多いものなので、他の食材から多めに摂取する必要があります。

具体的にはきのこや海藻類だとカロリーも野菜同様に少ないので、こういったもので食物繊維をカバーとその他栄養素をカバーしていきます。

でも、野菜を食べないと、キレイなお肌のキープは難しくなりますから、特に女性はあまり好き嫌いをしない方が良いでしょう。

好き嫌いが無いことでのメリット

今回書いていることの反対が好き嫌いの無いメリットとなりますが、追加で書いておきたいこととして、人生の幅が広がるという点です。

嫌いな食材があると一定の料理について避けないといけなくなりますが、好き嫌いがなければどんな料理にもチャレンジできます。

これは意外と大きなメリットなので追加で書いておきます。

天才には偏食家が多い? 彼らの栄養の補い方

サッカーの中田英寿さん

体操の内村航平さん

野球のイチローさん

みんな野菜大嫌いだそうです・・・・

みんな激しい運動で、練習量もすごいのに野菜は食べていない。

では野菜は不要なのかというとそうではなくて

本人や周囲が気を使っているから、上手くやりくりできています。

中田さんは、プロテインと栄養剤(サプリメント)でなんとかなると以前雑誌で話していました。

内村さんは詳しくどんな取り組みをしているのか分かりませんが、

イチローさんは奥さんがカレーの中にペーストにした野菜を入れていたそうです。(昔は毎日カレーだった)

このように食べなくても大丈夫、というわけではなくて、食べられないからどうするのか?

という点について工夫をすることでやりくりしています。

好き嫌いで困るのは栄養・健康面よりもむしろ社会生活

好き嫌いが多いと、誰かと食事をする際などにややネックになる場面が出てきます。

魚が食べられない人とお寿司屋さんなど魚介を売りにしているお店には行けません。

肉がダメなら焼肉屋などが選択肢から外れます。

これが友人・知人相手ならお互いに理解しあって付き合う事もあるでしょうが、社会に出てしまうと、「その人を誘うといけるお店が限られる」という点から、面倒な人と扱われてしまうことがあります。

また、好き嫌いは食事の際の恰好の話題なので、そのたびに弄られることにもなります。

こうなると好き嫌いというのは健康や栄養面よりもこういった社会的なつながりの場面で不利になってしまうことが見えてきます。

食事の好き嫌いについて まとめ

・数種類程度の好き嫌いは栄養的に問題ない

・偏食傾向が強い場合には他の食品でカバーすることを考える

・好き嫌いがあって困るのは健康面よりも、社会生活面

今回の内容はザックリとこういった形になっています。

僕の周りに「何でも食べられる」という人はいなくて、むしろみんな何かしら避ける食品があるので、神経質になり過ぎずに考えていきたいですね。

特に子供への教育上

「好き嫌いはダメ」と口にしてしまいますが、そう言っている大人が何でも食べられるわけではないので、無理強いしすぎないようにしましょう。

無理強いしすぎるとトラウマになってむしろ食べない原因になることもあります。

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