管理栄養士はおやつが好き?
少し前に面白い話題がありました。
ダイエットの食事アドバイスを行う会社に登録している管理栄養士110名に対し、間食に関するアンケートを取ったところ、9割が間食は時々、あるいは毎日食べると答えたというものです。
そして、間食を食べたり、食事を食べ過ぎたりした際には、次の食事でコントロールしている・・・と答えていました。
この人達にアドバイスを受けて痩せられるでしょうか?
ちょっと怪しいかな・・・
個人的にはトレーニングをしているので、体重を増やす時期には間食もしますが、そうでない時には基本的には食べません。
これはどんな体を作りたいかと、それに合わせた食事やカロリー摂取を心掛けているからです。
単純な欲望で食べている人だと、相手に対して、間食を制限しなければいけない時に言葉の説得力に欠けるかな、と思います。
間食自体は悪ではない
個人的には間食を悪とは考えていませんが、まずは間食の質という部分に焦点を当てることが先だと思っています。
おやつで食べたのがおせんべいでした。
これであれば確かに夕飯の糖質を減らせば辻褄は合います。
でも、ここで夕飯そのものを控えめにしてしまうと、糖質の辻褄は合うかもしれませんが、他の栄養素については不足の恐れが出てきます。
この基本を理解して入れば良いのですが。
特に間食では糖質と脂質を多く摂取しがちです。
一方でたんぱく質はほとんど摂取されません。
つまりは、食事で辻褄を合わせる場合にも、たんぱく源については減らしてはいけないということになります。
そして、カロリーの辻褄は合わせるけれども、ボリュームとしては野菜などきっちりと確保しないとカロリーだけは適正でビタミン・ミネラルなど栄養素については不足してしまう。
と、間食が不健康の原因になりかねない状況が生まれます。
間食をしたけれど、それが体に悪い方向へ行かないためには、見た目の量やカロリーという数字だけで判断するのではなくて、その他の栄養素とのバランス感覚が必要になります。
そういうところまで、何となくで良いから考えられているかどうかが大事だと思います。
間食を健康的に
例えば、どうしても15時に何か口に入れたい!
では、おにぎり1個食べてしまったらどうでしょう?
これこそ夕飯から前借りしたと思えば同じお米の調整で良いので簡単です。
やっぱりお菓子でないと、という場合にはお菓子の内容を含めて検討が必要になります。
このあたりになると、どんな体を目指しているのか、間食を含めた食事と運動はどうなっているのかという部分など、個人個人で異なってくるので、管理栄養士のアドバイスをうけるとそれこそ良いと思います。
単純に、間食したら夕飯を控えましょうだけで済ませる栄養士の話ならば、上記の理由からも聞かない方が良いと思いますが。
結局はすべてバランスです。
それがカロリーだけではなくて、他にも3大栄養素(炭水化物・たんぱく質・脂質)やビタミン・ミネラルなど、色々とあるわけです。
そこのバランス感覚を磨くことが大事です。
このバランス感覚の難しさは、狂っていてもカロリーだけ揃っていればすぐには悪影響が分かりづらい点です。
たんぱく質が不足して筋肉が少なくなっても、すぐには分かりません。
特に近年は社会人が走る機会は趣味でスポーツを取り入れていなければほとんどありません。
筋力の低下は日常生活に不便が出るまで分かりづらいです。
そして、ビタミンやミネラルについても、最近風邪をひきやすいなど影響が出始めても、なんとなく原因は自分でなく外になる気がして、分かりづらいものです。
更にここに若さが加わるとなんとか持ちこたえてしまうので、何とかなってしまうし、何かバランスが悪いのというのも分からないものです。
こういったバランスを崩す原因となりやすいのが間食ですが、間食そのものが悪い訳ではありません。
間食を含めてバランスを取れれば良い訳です。
今まで3食で食べていた内容を4分割して、そのうち1食を間食代わりに食べたら、なんにも心配しなくて良い訳です。
管理栄養士とおやつのまとめ
最近栄養士・管理栄養士も色々な人がいることは痛感しています。
僕の同期は朝食ブラックコーヒーだけだし
どうみても肥満の栄養士さんもいないわけではない、というかうちの関連会社だけでも数名いるし。
自分の食生活が何らかの根拠に基づいて、それらを摂取しているなら良いのですが・・・・
それがないと、誰かに対して助言をすることも難しくなりますから、栄養士の体格は何らかの指標として捉えても良いかもしれません。