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同じ麺類でもカロリーには大きな違いがある
日本の麺類の代表であるうどんやそば、そうめんなどは比較的低カロリーです。
その反面、同じ麺類であるラーメン、パスタはそれらに比べると高カロリーで、物によってはかなりのカロリーになる場合もあります。
今回はそれぞれの麺類の特徴とカロリーの関連性について書いていきます。
麺自体のカロリーはそこまで変わらない
ます最初のポイントとして、実は麺自体のカロリーはうどんやそばでも中華麺でもパスタでもそこまで大きな差はありません。
これは原料のほとんどが小麦粉でできていることが理由で、その小麦粉の種類に変化があったり、そばであればそば粉を混ぜたりといった程度の差があるくらいです。
つまりは麺以外のところで差が出るという事でもあります。
それぞれの麺類の特徴
では、実際に麺以外の部分の特徴を考慮して特徴を書いていきましょう。
麺類の特徴1:うどん・そば・そうめん
和食の麺類は比較的カロリーが低くなります。
この理由として以下のような点があります。
①スープに脂質が含まれない
だし、醤油、みりんなどをベースにして作ります。
家庭であればめんつゆでも美味しく作ることができます。
だしは主にかつおや昆布で取ることが多く、スープ類にはほとんど脂質が含まれないことがポイントです。
②具材も低カロリーの物が多い
天ぷらやコロッケなど、一部例外もありますが、基本的には麺の上に乗る具材についても和食系統の物が多く、具材によって大幅にカロリーが上がることが少ないこともポイントです。
カロリーを気にする場合は揚げものを避けたチョイスをすれば大丈夫です。
ほとんどのうどん・そば店で、具材の選択の幅が広いこともポイントです。
ただ、あまりあっさり過ぎても腹持ちが良くないので、カロリーを抑えることに神経質になりすぎてしまうのも少し考え物です。
麺類の特徴2:ラーメン
ラーメンは麺類の中では体に悪いという印象の立ち位置が出来上がりつつある印象です。
この原因としては以下の通り
①スープや具材(特にスープ)に油(脂)が多く、カロリーが高くなりがち
一応煮干しなど和のだしでスープを取るお店もありますが、基本的に肉系のものでスープを作ることが多いこと、油が中華麺に絡んで美味しくなるというバランスから、こってり気味のカロリー高めのスープが多いです。
②塩分が多い
お酒の後の締めにラーメンというのが習慣になっている男性がちょくちょく見受けられます。
これがお酒を飲むと味の濃いもの、つまりは塩分の強いものを食べたくなるという部分から来ています。
こうなるとラーメンのスープを全部飲み干してしますので、カロリーを取りつつ、かなりの塩分量を摂取することになってしまいます。
個人的にはカロリーよりも塩分の方が気になります。
具材についてはお店ごとにだいぶ差がありますが、男性に人気の店では、結構がっつりと重たい具が乗っていることもあり、気をつけないとかなりのカロリーになることもあります。
職場の同僚で、毎週外食でラーメンを2、3回食べ続けたら血液検査の脂質の項目が一気にA評価⇒F評価に1年でなってしまった30代後半の人がいます。
病院に言ったら医者からラーメンを減らすように怒られたと言っていましたが・・・
個人差はあるでしょうが、気を付けるに越したことはないところです。
ラーメンを食べることが悪いというよりは、ラーメンのスープをある程度残す勇気と精神力を持つことが大切だということです。
スープにこそ油と塩分が凝縮されているので。
麺類の特徴3:パスタ
スパゲッティ―などはイタリア人の若い人にスタイルの良い女性やかっこいい男性が多いので、ヘルシーな印象があるものの、実はそんなにカロリーが低いわけではありません。
イタリア人のおじさんおばさんはぽっちゃりしている人多い印象ありますし。
①オリーブオイルを多用するのでカロリーは低くならない
スパゲッティ―自体がくっつかないようにゆでた後にオリーブオイルをまぶしたり、ソースを作る際や上にのせる具材を炒めるのにもオリーブオイルを使用したり。
オリーブオイルに健康効果があるとはいっても1g摂取すれば9㎉になるのは全ての油に共通した特徴なので、大量の摂取には気を付ける必要があります。
②ソースによっては高カロリー
バターを使用するソース(ホワイトソースなど)、を筆頭にソースによっては高カロリーになります。
注意しないといけないのは和風の醤油味というものでも、バターを使用している場合には風味を出す為に、それなりの量が使用されていることが多く、トマトソースなどよりも高カロリーになることもあるという部分です。
③食べ合わせにも注意
イタリアンの怖い所に
スパゲッティー+ピザという組み合わせも美味しいという点にあります。
ですが、この組み合わせ、中華で表現すればラーメン+チャーハンであり、主食のダブルパンチによる糖質と脂質の過剰な摂取に繋がりやすいことから注意が必要です。
それぞれの麺類の特徴とカロリー まとめ
今回は簡単にそれぞれの麺類の特徴を書いていきました。
これを見ると「麺類」と簡単に括ることが体重管理の面で案外危ないと感じることができます。
これはパンにも言えますが、巷に溢れるダイエット情報はこういった「麺類」「パン類」と分かりやすさを優先しすぎて、情報自体が役に立たないものになってしまっていることがあります。
情報を鵜呑みにせずに、自分の集めた情報との齟齬など確認しながら、自分にあった食品選びを行うことが重要です。