熱中症予防にはナトリウム以外のミネラル摂取も

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水分補給

熱中症予防には水分とミネラルが重要

夏は年々暑くなっていく一方で、すでに熱中症で病院に運ばれる人の数は夏場のニュースでは固定枠となりつつあります。

 

そんな熱中爽対策として、水分や塩分(ナトリウム)補給の重要性は広く知られてきていますが、他のミネラルについてはどうでしょうか?

 

今回は夏場のミネラル補給について書いています。

 

汗の成分は?

最初に熱中症と関連の大きい汗の話題をしていきます。

 

汗と熱中症の関わりには以下のようなものがあります

 。

  • 水分不足で汗をうまく出せず、体温が下げられない
  • 汗をかくことで体内の水分やミネラルが失われる

この2つが大きな要因となります。

 

水分不足で汗が上手く出せず、体温が下げられない

水分不足で体内の水分が不足すると汗をかく量も減ってしまうので、必要な分の汗が作れませんし、本格的に水分が枯渇すると汗をかかなくなります。

 

汗は体の表面で蒸発することによって体温を奪ってくれます。

 

汗をかかない、あるいは汗が少なくなると体温が下げられず熱中症になりやすくなってしまいます。

 

湿度が高い日は汗が上手く蒸発していかず、いつまでも体の表面に残るので、気温がそこまで高くなくても熱中症になりやすくなります。

 

汗をかくことで体内の水分やミネラルが失われる

汗は99%が水分ですが、残りはナトリウムを始めとしたミネラルです。

 

1%程度と思われるかもしれませんが、これらの微量栄養素は神経伝達などの重要な働きをしているので、不足すると大変なことになります。

 

実際に熱中症はフラフラしたり体が言うことをきかないなんてことがありますが、暑さでやられただけでなく、こういった神経系のトラブルも絡んでいる場合もあります。

 

ミネラルの補給

夏場の水分補給は水分とナトリウムの重要性が言われています。

これは汗の成分がほぼ水とナトリウムなので、ある程度正しい認識です。

 

ただし、汗で失われるミネラルはナトリウムだけではないので、他のものも補給できるに越したことはありません(それぞれ少しずつ働きもことなります)

 

特に夏場に体を動かすなどで大量に汗をかく場合には、通常よりも多くのミネラルが失われているので、少し意識して摂取できると良いと思います。

 

夏場のミネラル補給方法

最近は夏場のナトリウム補給を目的としたタブレットや飲料などの商品も多く出てきました。

 

その中でも個人的におすすめはナトリウム以外のミネラルの補給にも目を向けたものです。

 

見かけたものだとカリウム入りはそこそこありました。

 

ミネラルは主要なものだとカルシウム、リン、イオウ、カリウム、ナトリウム、マグネシウム、塩素があります。

 

カリウムやマグネシウムが含まれているものはそこそこ商品展開されているので探してみるのも良いと思います。

逆に、クエン酸などは少し前までは疲労回復に効果があると言われていましたが、これは乳酸が疲労の原因だと勘違いされていた時の事なので、最近では運動時にクエン酸を摂取しするべきメリットはあまり見かけなくなっています。

 

ちなみに専門的な商品でなくても岩塩など、ミネラル分を多く含んだ塩を摂取するという方法もあります。

 

水分とミネラルはバランスよく摂取

ここまで、熱中症対策には水分補給だけでなく、ミネラル補給も大事だという話を書いてきました。

 

では、水分だけを摂取するのはどうしてダメなのかというと、ミネラルは体内に一定の濃度存在する必要があります。

 

薄まりすぎるときちんと働かず、体調が悪くなります。

 

このため、ミネラルを摂取背えずに水分だけを摂取することは体内のミネラルの濃度を下げることにつながるため、熱中爽を引き起こしやすくしてしまう可能性があります。

 

まとめ

熱中症対策の基本として水分だけを補給するのではなく、ミネラルも摂取することが重要だということが今回の内容になります。

 

もちろん他には直射に避けたりする努力も必要です。

 

運動する際には細目な休憩、休憩時の水分補給や日陰を作ることなど、地味にも思える事の積み重ねが熱中症を減らすポイントになります。