熱中症について
僕は年に1回くらいの割合で熱中症になります。
そんなに重度ではもちろんないですが。
基本的には、夏場に4時間程度、2日続けてフットサルをするとなります。
症状はだるくて頭がボーっとして、吐き気がして熱っぽい
要するに風邪をひいたかのような体感です。
そのため、最初になった時には、夏風邪にかかったと思っていて
周囲から「いや、それ熱中症だから」と言われてようやく自覚する感じでした。
そのため2日位経てば(重度ではないこともあって)ほぼ元気になります。
そして、熱中症になる前に、何らかの自覚症状があるかと言われると、実は何もありません。
風邪と勘違いするほどですから(笑)
症状が出るのにも少しタイムラグがある場合があって、家に帰ってから調子が悪くなることもあって、より風邪だと勘違いしました。
こういった場合(程度)は単純にアイシングして静養していればある程度で回復します.
夏場の部活動は熱中症の症状に要注意
個人的に最も危険だと思うのは、夏の炎天下での部活動です。
近所の高校でサッカー部が試合していましたが、試合途中で明らかに足元がふらついている子がいました。
その後少しして交代し、木陰で休んでいましたが
本来であれば、すでに意識障害のレベルなので、すぐに救急車を呼ぶべき場面ですが、そういう措置は取られていませんでした。
学校の先生はこういう時の知識不足なのか責任問題になるのを嫌うのかは分かりませんが、我が子が夏の炎天下でスポーツをする時には信頼できる人に任せたいものだと感じました。
そして夏の部活に臨む場合は、選手が自らの状態を知って自己防衛しないと、こういった無知な顧問の対応で大変な目にあってしまう可能性もあります(わざとトゲのある表現を用いています)
熱中症防止は湿度にも注意が必要
基本的には夏は晴れていなくても湿度が高ければ熱中症への対応が必要です。
湿度が高いと汗が蒸発しにくくなります。
本来は汗が蒸発する際に体温を奪ってくれるのですが、汗をかいても蒸発しないと、体温はなかなか下がらず、熱中症のリスクが高まります。
汗をかいて蒸発させることで体温を調整するので、水分摂取と塩分摂取はこまめに行い、汗で失う分はきちんとフォローしましょう。
水分ばかり摂取するとお腹タプタプになるので、一回の摂取は100~150mlで細目に取れると良いです。
吸収速度は下がりますが、冷たい飲料を用意することで体温を下がる働きも期待できますが、胃腸の弱い人は下痢の原因にもなるので、冷たいものとそこまで冷たくないものを用意するのも良い方法です。
僕は容易出来る環境であれば、ペットボトルを凍らせたもの1本とそれなりの温度の飲み物1本を用意して、凍らせた方は溶けるまでは首筋に当ててアイスノンのように体温をさげることに利用して、ある程度溶けてから飲む、という利用法を取っています。
熱中症予防の基本として体を冷やす
基本的に冷やすと良い部分は左右の首筋、わきの下、足の付け根の股関節部ですが、
人前で冷やす事を考えると、やはり首筋が良い
というか小心者の僕は首筋しか冷やしていません。
これらの箇所は、大きな血管があるので、中の血液を冷やしやすく、体温を効率よく下げる事が期待できます。
首筋は特に脈拍計れるくらい皮膚から血管が近いのも冷やしやすいポイントです。
水道さえあれば首筋くらいは冷やせますし、
少し暑さにやられている感があったらお試しください。
※追記
大きい血管を冷やすのは予防効果はあるものの、多少なりとも熱中症の疑いがあるレベルだと効果が不足しています。
充分な効果を得るためには氷水に全身浸すレベルの対応が必要になります。
他には、かけるだけでひんやりするスプレーなどもありますが、
注意しないと体の表面の温度が一時的に下がるだけなので、
気分的には体温が下がっている気分になりますが、本当はそんなに下がっていないので、
油断すると熱中症の危険性が高まります。
熱中症対策の塩分摂取は岩塩が手軽
別記事でも書きましたが
必須アイテムは水分摂取用のドリンクと岩塩です。
岩塩は良い物になるとナトリウム(=塩分)以外のミネラルも補給できるので、汗で失われるミネラル分の補給にももってこいです。
岩塩は美味しいのも良いですね(物によりますが)
僕の友人の登山家は岩塩とそれを削る専用の器具を持って山に登るそうです。
こういった、過酷な状況にも適応したアイテムだと考えると、勇気が湧きますね。